記者会見する国民民主党の玉木雄一郎代表=15日、国会内 国民民主党の衆院選に向けた重点政策の素案が16日判明した。「『もっと』手取りを増やす」をキャッチフレーズに掲げ、年少扶養控除の復活、公的医療保険に上乗せして徴収する「子ども・子育て支援金制度」の廃止などを盛り込んだ。これまで訴えていた消費税率の一律5%への引き下げも維持する。党内議論を経て近く正式決定する。
素案では、自民党と昨年12月に合意した所得税の課税最低ライン「年収の壁」の178万円への引き上げを巡り、所得制限の撤廃も主張。社会保険料負担が生じる「年収130万円の壁」に関し、就労を促進するための給付措置も設ける。電気料金に上乗せされる「再エネ賦課金」の廃止も明記した。
「教育国債」を創設し、子育てや教育、科学技術予算の倍増を掲げた。教育国債は年5兆円発行する。国内でレアアース(希土類)採掘やガス田開発が本格化するとして「海洋資源開発庁」の新設もうたった。
企業・団体献金は「受け手規制」「上限規制」による透明性向上を図る。国会議員定数の削減を伴う選挙制度改革を唱え、衆院での中選挙区連記制の導入を訴えた。