米海軍横須賀基地に停泊中の原子力空母「ジョージ・ワシントン」で、米軍兵士らを前に演説するトランプ米大統領(右)。左は高市早苗首相=2025年10月、神奈川県横須賀市 今春で調整中の高市早苗首相による初の米国訪問を巡り、トランプ政権が国賓待遇とする方向で検討していることが分かった。日米両政府関係者が30日、明らかにした。トランプ大統領は、覇権争いが激化する中国を4月に訪れる見通し。これに先立ち、日米両政府は緊密連携を内外にアピールしたい考えだ。
日程は3月後半の3連休が軸で、米側は歓迎式典や公式夕食会などを準備。今年は米建国250周年に当たり、記念行事も催される方向だ。
ただ、衆院選(2月8日投開票)の結果次第では、中止を含め計画見直しもあり得るという。
トランプ氏は、保守派で高支持率を維持する高市氏を「強い指導者」と重視している。初訪米を手厚くもてなすことで、アジア最大の同盟国である日本への配慮を示す狙いもありそうだ。
一方、米国は11月に中間選挙を控える。首脳会談では、トランプ氏が対米投資拡大や防衛費増額を、高市氏に求めてくる可能性がある。
直近では、2024年4月にバイデン大統領(当時)が岸田文雄首相(同)を、行政府の長として最高位の「公式訪問」で招待。昨年2月には石破茂首相(同)が「公式実務訪問」で訪米した。
トランプ氏は昨年、ハンガリーやトルコ、オーストラリアなどの首脳を国賓待遇で迎えた。中国の習近平国家主席を今年後半に国賓で招く意向も明らかにしている。