山田五郎さん (C)ORICON NewS inc. 編集者で評論家の山田五郎さんが14日、死去した。22日、公式YouTubeで発表された。67歳だった。山田さんが28年以上出演していたテレビ東京の番組『出没!アド街ック天国』は22日、公式Xで追悼のコメントを発表した。
【動画】山田五郎さんの死去が報告された動画 YouTubeでは、山田さんと20年以上仕事をしてきたというマネージャーが山田さんのスーツを着て登場。「ここで悲しいお知らせを皆様にお伝えしなければなりません。 2026年7月14日火曜日夕方、山田、天国へ行ってしまいました。2026年7月19日土曜日、親族、友人、お仕事関係の皆様に見守られ、無事葬儀は済んでおります。葬儀にご参列いただきました皆様には、改めてこちらでお礼を申し上げます」と伝えた。
『アド街』の投稿では「2004年までは講談社の社員であったため、アド街のスタジオ収録の日は、わざわざ会社を休んで来てくださっていました。編集・執筆の仕事が忙しかった時もたくさんあったと思います。しかし28年間・計14000回以上、ご本人の都合でアド街を休まれる事は、一度もありませんでした」とつづった。
さらに「病気がわかった後も、高熱の日や体調が最悪の日があったのに『大丈夫だよ〜』と平気なフリをして出演してくださいました。収録に備えて、街のことをたくさん調べるので、スタジオの前日は、徹夜することもしばしばあったようです。でもその苦労を我々に話す事はありませんでした」と山田さんの人柄も伝えた。
さらに「五郎さんの最期の収録は、亡くなる6日前。身体はかなり辛かったはずですが、五郎さんはいつも通りユーモアと叡智を交えながら たくさん話してくださいました。スタジオで最後に言った言葉を、私たちは忘れる事はないと思います」と続けた。
「アド街の出演者もスタッフも『寂しい』とか『残念』という言葉では片付けられない気持ちです。言葉が見つかりません。番組の羅針盤と家族を失ったかのようで、茫然自失としています。でも番組は続いていきますので、五郎さんの遺志を心に留めながら益々精進したいと思います」とした。
続けて「これからも五郎さんにはYouTubeで何度でも会えますから皆さんもぜひ観に行ってくださいね。アド街の五郎さんの出演回は、もうしばらく続きます。五郎さん、番組へのたくさんの愛情をありがとうございました。天国でのんびり楽しく過ごしてくださいね。アド街出演者・スタッフ一同より愛をこめて」と結んだ。
テレビ東京も訃報を受け、オリコンニュースの取材に対して追悼コメントを発表。「弊社番組『出没!アド街ック天国』に1998年4月から28年以上にわたりご出演いただいておりました山田五郎さんが逝去されたことを悼み、謹んで哀悼の意を表します」と悼んだ。「今年7月8日の収録に至るまで番組に情熱を注いでくださったそのお姿には、深い敬意と感謝の念を禁じ得ません」とし、最終の出演回は8月8日になると明らかにした。
山田さんは、1958年生まれ、東京都出身。82年、講談社に入社し、雑誌『Hot−Dog PRESS』の編集長などを経てフリーとなる。 『百万人のお尻学』や、『知識ゼロからの西洋絵画入門』、『銀座のすし』などを執筆していた。また、バラエティー番組『タモリ倶楽部』や、情報バラエティー番組『出没!アド街ック天国』などにも出演し、テレビもその博識ぶりを披露していた。
2024年10月、原発不明がんを公表。「視聴者の皆さんから私の腰のこととか、体調のこととかご心配いただいてですね、あんまりいい話じゃないから黙ってようかと思ったんですけど」と以前痛めた腰に言及しながら、「ぎっくり腰じゃなくてがんだったんですよ」と報告。「骨もあちこち転移してる。そんな状況だったんですよ。当然そんな状況だからもうステージ4bとか」と明かしていた。