米国と中国の国旗=中国・北京(AFP時事) 【ワシントン時事】ロイター通信は14日、人工知能(AI)開発の覇権争いが激化する中、米政府が30カ国以上に対し、米国と中国のどちらの陣営につくか選択を迫る方針だと伝えた。中国が主導する新たな枠組みからの切り離しが狙い。中国への重要鉱物などの供給を断ち、最先端AIの開発競争で主導権を握りたい考えだ。
米政府は日本や韓国、オーストラリアなど同盟国や資源国からなる協力枠組みの拡大を目指している。重要鉱物や半導体の供給で協力網を築き、中国などへの依存度を下げる狙いがある。
一方、中国は7月、ロシアやブラジル、南アフリカなどを中心とする29カ国が参加する国際組織「世界AI協力機構」の設立を宣言した。AIの標準規格やインフラ整備などで協力し、米国に対抗している。
報道によれば、米政府の書簡の草案は、各国に対してAIに関する「慎重な選択」を要求。「われわれの期待に反する枠組みと両立して参加することはできない」と呼び掛けている。
二つの陣営への参加が判明しているのは、重要鉱物の供給国のカザフスタンで、米政府は危機感を強めているという。