上皇さま=1月2日、皇居 宮内庁が上皇さまの意向を受け、一般の告別式に当たる「葬場殿の儀」を皇居・宮殿で行い、規模を昭和天皇の時より大幅に縮小する方向で検討を進めていることが2日、同庁関係者への取材で分かった。
92歳の上皇さまは健康状態に大きな問題はないが、以前から自身の葬儀について、「極力国民生活への影響を少なくすることが望ましい」との考えを示されていた。上皇ご夫妻の意向を受け、宮内庁は2013年、ご夫妻の陵と葬儀を簡素化すると発表した。
同庁関係者によると、上皇さまの「葬場殿の儀」の場所については、「国民生活や環境への影響に留意する必要がある」との考えを踏まえ、気象条件の急激な変化を受けず出席者の安全が確保できる場所として、宮殿の「松の間」などで行う方向で検討が進められているという。
1989年の昭和天皇の葬儀は、「葬場殿の儀」と国の儀式の「大喪の礼」が東京・新宿御苑で行われ、国内外から約1万人が参列。場所を宮殿に変更することで参列者数は大幅に減り、規模は大幅に縮小される見通し。