中村ゆりさん「苦しかった」アイドル時代の本音明かす、解散後は3年間バイト経験も「財産です」

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2026年09月15日 06:00  日刊スポーツ

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21年5月、本紙インタビューで魅力的な表情でカメラを見つめる中村ゆりさん

女優中村ゆり(なかむら・ゆり、本名・中村友理)さんが9月1日、直腸がんのため死去した。44歳。14日、所属事務所から発表された。


中村さんは21年7月11日付の本紙インタビュー企画「日曜日のヒロイン」に登場。テレビ東京系の21年7月期連続ドラマ「ただ離婚してないだけ」出演の意気込みを語った。その中で、アイドル時代の本音を明かしていた。当時のインタビューを再録する。


   ◇   ◇   ◇


96年にテレビ東京系「ASAYAN」のオーディションに合格、アイドルデュオYURIMARIを結成した。歌手デビューもしたが、99年に解散した。


「人前でテンションを上げてしゃべることに向いていないのかなと感じていました。キャラクターも作っていて苦しかったです」


出会いには感謝しており、今でも当時のチームと連絡を取り合う。「財産です」と言う。解散後は芸能活動から離れ3年間、アルバイトなどをして過ごした。


「自分が全然できないタイプの人間で、社会で生きることにこんなに順応できないんだと実感しました。レジ打ちも間違ってばかり。楽器ができるわけでもないし、勉強だってろくにしてない。お芝居のオーディションに声を掛けてもらった時も、なれるわけないと思いました。でも、おもしろがってくださる人に出会えて、こんな自分でも頑張ればできることがあるのかなと思えたんです」


「頑張ればできるかも」は、ほどなく「頑張りたい」に変わった。


「出演した作品を試写で見た時、本当に少ししか出てないんですが、すごく感動したんです。こんなにかっこいい仕事の一員にさせてもらったという充実感。そこからは夢中でした」


アイドルで大きな成功に結びつかなかった経験も生きている。


「物事は簡単にはうまくいかないことを実感しましたから、女優として再出発させてもらえることになった時、本気で取り組まない限り絶対に無理、という覚悟を持てました。アイドルの経験は無駄ではなく、とても大事な時間です」


03年の女優転身後は夢中だった。コロナ禍で感じたことがあった。


「何も抱えず過ごす時間を大事に、仕事から自分を切り離す時間を意識的に持たないと、何が幸福で取り組んでるのか分からなくなる。ご褒美みたいな時間を作るようにして、家庭菜園やミシンをやってみたり。家庭菜園では木の芽、バジル、レタスを、エゴマの葉を育てました」


大きな目標ではなく、年の初めにクリアしたいことを書き出したそうだ。


「否定しない、無駄なものは持たない、人のいいところを見る…すごいいっぱい書いてる!」


多くの前向きな言葉が、魅力を代弁している。

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