閣議に臨む簗和生農林水産相=9日午前、首相官邸 参院は9日の本会議で、高市早苗首相の所信表明演説に対する2日目の各党代表質問を行った。簗和生農林水産相が衆院選で自身を支援しなかった首長の自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題を巡り、首相は「本人が適切に説明することが重要だ。しっかりと説明してほしい」と述べた。
国民民主党の舟山康江参院議員会長が、更迭を含めた任命権者としての対応をただしたのに対して答えた。首相は「閣僚の任命責任は私にある」とも語った。
舟山氏は、首相が目指す食料品の消費税減税も取り上げ、地方自治体の減収に国としてどのような措置を講じるか質問した。首相は「地方消費税の減収分の全額を国費で補填(ほてん)する。必要な地方交付税総額を適切に確保する」と表明。「地方の財政運営に支障が生じないよう対応する」と強調した。
首相は消費税減税による家計負担の軽減効果について問われ、「税率引き下げ分は基本的には価格に反映される」と答弁。具体的な軽減額に関し、国・地方の減収額を人口で機械的に割った数字として「国民1人当たり約3・6万円」になると述べた。
続いて公明党の西田実仁幹事長が登壇し、消費税減税と併せて導入する「就業者負担軽減支援金」について、対象者を明確に示すよう求めた。首相は「社会保障国民会議の議論を踏まえ、支給要件を定めるに際しての考え方や考慮要素を法案に規定している」として、国会審議で説明する考えを示した。

参院本会議で代表質問に臨む国民民主党の舟山康江参院議員会長=9日午前、国会内

参院本会議で答弁する高市早苗首相=9日午前、国会内

参院本会議で代表質問に臨む公明党の西田実仁幹事長=9日午前、国会内