【3月1日(月) gooランキング 急上昇女性有名人 16位】
「テレビや映画でさまざまな役を器用にこなす水川さん」。昨年末に放送された『女自転車ふたり旅』で、水川あさみはこう紹介された。テレビ番組の出演者紹介はえてして誇張されがちだが、このナレーションは水川を的確に評している。彼女は上手に作品のなかに入りこむことができ、シリアスなドラマで熱演するだけにとどまらず、コメディエンヌとしての実力も備える。
とりわけ『夢をかなえるゾウ』の演技は秀逸で、風変わりな神様ガネーシャを演じた古田新太とのかけあいは最高だった。水川がこのコメディで演じたのは、ガネーシャから与えられた課題をこなすうちに、自然と表情が豊かになり、成長しつつも同僚から変な人扱いされる役。合コンに似つかわしくない格好をしたり、堪忍袋の緒が切れて神様を蹴ったり、はたまたKISSのような悪魔メイクをしたりと、獅子奮迅の活躍だった。
『ゾウ』が終わった1年後にオンエアされたのが、『女自転車ふたり旅』。仲のいい長澤まさみとハワイ島を自転車で走る旅番組だ。このコンビならふたりを結びつけたフジテレビの制作かと思いきや、NHKの番組だった。水川は長澤に誘われた設定のよう。現地での様子を見ると、道中は年上の水川が長澤をリードしていた。旅ロケによくある過剰なリアクションは求められていなかったらしく、ハワイの自然と文化に触れながらふたりとも素直な感想を漏らした。
本格的なバラエティ番組の場合はそうはいかないが、そつなくこなしてみせる。たとえば『はねるのトびら』の「GO!GO!やや嵐」。このコーナーに出た水川は、ハワイ島ロケとは異なる柔軟な対応をした。共演したのは、はねトびメンバーが嵐に似せようとした「やや嵐」。それにちなみ「ややおもしろい映画に出るって聞いたんすけど」と聞かれる。すると「あたし自身もややしか出てないんで」と自嘲気味な発言をしたのち、「やや番宣しに来ました」と言って肩をすくめた。
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他方、やや出るだけでは終わらないと思われるのが、BeeTVにて配信がはじまる「自己破産の女」。オムニバスドラマ『女たちは二度遊ぶ』のひとつだ。これは対応するドコモの携帯電話で見られるそう。3月1日付の『スポーツ報知』によると、「監督には『おまえのままで演じろ』と言われ」たとか…。タイトルがタイトルだけに気になる撮影秘話だ。(人見顕範)
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