3月6日はスポーツ新聞の日

2003(平成15)年に発行された『四訂版 1861年―2000年日本新聞通史』(春原昭彦著、新泉社)の「《昭和21年》」の「新興紙ぞくぞくと創刊・復刊」のなかに「三月 (中略)日刊スポーツ(わが国最初のスポーツ専門日刊紙)(六日)」とある。昭和21年は1946年にあたる。スポーツ新聞は見出しや写真が一般紙にくらべて派手なので、毎日読んでいて飽きないかもしれない。ときどき見出しに釣られて買う人もいるだろう。だが、気になるスポーツの試合に関する記事が一面だったとき、読んだあとでその中身のなさにがっかりすることがある。傾向としては話をより劇的なものにするためか、記事の中盤以降に過去のエピソードを挿入するケースが多い。その部分はあらかじめ用意されているのか、たまに直前の文章との温度差を感じる。また、一部でも多く売りたいのはわかるのだが、ところどころでオーバーな表現が見られる。