【3月18日(木) gooランキング 急上昇男性有名人 1位】
ナンヤラカンヤラの「6カ条」をぶち上げて芸能界復帰を宣言し、ここでも取り上げられている沢尻エリカ様の夫さんです。なんでも妻の巨大広告を見て「感涙」したそうで、ブログでそのことを訴えております。
最近はお姿をお見かけすることがなくなりましたが、この方、いまは何をなさっているんでしょうか。かつては「ハイパーメディア・クリエイター」なる独創的な肩書きで活動していましたが、いまいち何をしていたのかわかりませんでした。エリカ様と結婚した際にはメディアに数多く露出して、その無駄に黒く焼けているところと、妙な帽子をかぶっているヒゲの人ということで認知されていましたが、いまも黒くて、変な帽子もかぶっているのでしょうか。
個人的に高城剛といえば、『3DO』で巻き起こした数々の奇跡が忘れられません。『3DO』というのは『プレイステーション』や『Wii』などが出る前にあったゲーム機です。最後は見事にこけていまはもう見かけることもなくなりましたが、高城さん、このゲーム機に大層感激されたみたいで、自分でもゲームを作ったんです。おそらく、その時も「感涙」されたことでしょう。
さて、作ったはいいんですが、「生兵法はケガのもと」ということわざをこれほど見事に体現した人もいません。ゲーム制作に関して素人の高城さんは、もはやゲームと呼ぶのもおこがましいゴミみたいなゲームを次々と生み出して、違った意味で話題を作りました。『3DO』を知った高城さんはそれまでのゲーム機と比べて「人力車とフェラーリくらいの差がある」と衝撃を受けて、実際に『チキチキマシン猛レース』というレースゲームを作ったんですが、その「フェラーリ」級の情報処理能力があるゲーム機のために用意したのが、自分は一切レースカーを操作できずにしょぼいCGが動くのをやさしく見守るだけのレース予想ゲーム。高いお金を払って買った人々の猛烈な怒りを買ったことで有名です。
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そのほかにも次つぎと伝説的なクソゲーを生み出してはその度に罵倒される一方で、ご本人は時代の流れに乗って甘い汁をすすり、やばくなったら退散という見事な変わり身の早さを見せていましたね。
高城さんは本も何冊か出されていて、そのなかには『ヤバいぜっ!デジタル日本』(集英社新書)というのもあるんですが、日本をヤバイと心配する前にもっと見つめ直さなければいけないものがあったような気がします。(エノモト2002)
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