【2010年3月28日(日) gooランキング 急上昇総合 10位】
東京じゃ、まだ三分咲き、といったところでしょうか。週末、「ぼちぼち花見かな」と思ってブラッと隅田公園に出かけてみましたが、見ごろにはちょっと早すぎました。それでも、めげずに酒盛りをやっている人は、大変多かったですよ。花は十分には咲いていないうえに、肌寒いし風は強いしで大変だったと思いますが。
しかしまあ、マナーというものは守って楽しみたいものですね。「立入禁止」の看板がかかったロープの中に堂々とシートを敷いている人がたくさんおりました。なかには、木にゴミ袋を布テープでぐるぐる巻きにして固定している団体も。だれも木が傷むと考えなかったのでしょうか。
そのような輩を意識するわけではありませんが、桜というものには、どうも人の何かを狂わせてしまう力があるように思えてなりません。あの満開のときの咲きっぷりには、いつも「狂気」を感じます。何日か前の『東京新聞』のコラムにも「潔く散ることが称賛された戦時中に、軍国主義のシンボルになった不幸な歴史がある」というくだりがあって、妙に納得してしまいました。
とはいえ平和な世の中ではありますので、年に1回ぐらいは、お空の下でのらんちき騒ぎに身をゆだねるのもよしとしますか。次の週末は、全国的に見ごろのところが多いようです。(中山ナオト)
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