街中のカフェなどで、スマートフォンをいじりつつ何やら作業に没頭している人を見かけたことはありませんか。オフィスでも自宅でもなく、外出先で仕事をする彼らは「ノマドワーカー」と呼ばれ、近年注目を集めているようです。「ノマド」とは「遊牧民」という意味で、はてなキーワードによると、最近では「『オフィスのない会社』『働く場所を自由に選択する会社員』といったワークスタイルを実践している人々の意味でも使われる」とあります。そんな「ノマドワーカー」のワークスタイルについて探ってみました。
●オフィス不要のノマドワークって佐々木俊尚氏著『仕事するのにオフィスはいらない』(光文社新書)は、オフィスを持たない遊牧民的働き方「ノマドワーク」を提案しています。同書によると、クラウドサービスとスマートフォンを活用することによって、オフィスに縛られない働き方が可能になるとあり、さまざまなクラウドサービスの利用方法が紹介されています。こうした環境において重要となる要素の一つが「アテンションコントロール」とのこと。始業時間や就業時間が定められているオフィスとは異なり、時間がいくらでも使える中で効率良く作業を行うには、自身で時間の管理を徹底するなどの工夫が必要といえそうです。
●アナログツールにもこだわりを4月11日付けの日経流通新聞「ブームの裏側」によると、30代前後に「ノマドワーカー」が多く、彼らの中にはスマートフォンと高級ノートをセットで愛用しているケースが良く見られるのだとか。ノートは、イタリアブランドの「モレスキン」が人気とあり、その売り上げは若干ながら伸びているとのこと。同記事のインタビューによると、高級な文具を使うことでモチベーションが上がるのだそう。アナログなツールにもこだわることで、縛られない環境の中でも緊張感が生まれるのかもしれません。
街中でも無線LAN環境が充実し、またデバイスが進化したことで場所を選ばず仕事をすることが可能になった現代、自宅にもオフィスにもこもらないワークスタイルは、今後さらに注目を集めそうです。(熊)
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