4月25日は拾得物の日

1980(昭和55)年4月26日付の『毎日新聞』朝刊の「現金一億円拾った！」に「東京・銀座の昭和通りで二十五日夕、一万円札ばかり合計一億円の札束が落ちていた」とある。ウソのような本当の話だ。貨幣価値は違うものの、いまでも1億円は大金。先月行われたS−1グランドチャンピオン2010の賞金が、1億円だったことに驚いた人もいるだろう。ところでテレビドラマでは、落とし物を拾得したところから物語が動く場合がある。最近ヒットしたものでは、『ブザー・ビート』がそうだった。ほかにも偶然が重なる必要があったにせよ、バスに忘れられた携帯電話をヒロインが拾ってあげたことが、恋がはじまるきっかけのひとつとなった。現実には落とし物を拾ったからといって、ドラマのように都合よく展開しないだろうが、少なくとも落とし物を拾ったときにはきちんと対応を。