【2010年4月25日(日) gooランキング 急上昇男性有名人 3位】
「ちょいワル」って、ポジティブな文脈でこそ成り立つ言葉だと思います。本当に悪いことをしている人は「極悪」ですから、「ちょいワル」は基本的に善人で、でもちょっとワルくなければなりません。
一般的に不倫は悪いものとされているから、本来「ちょいワル不倫」という表現は成り立たないはずです。スポーツ紙では見出しで大きく使われていましたが、ジローラモの不倫をスクープした『FRIDAY』は、今回の件について「ちょーワル」と表現していました(笑)。
25日付けの「gooランキング急上昇総合」では、相手の尾形沙耶香が4位、妻のパンツェッタ貴久子が6位、ジローラモ・パンツェッタが20位にランクイン。世間の高い注目度がうかがえます。各マスコミが大きく報道したなか、秀逸だったのが『デイリースポーツ』電子版の記事。その中で、ジローラモの「妻と離婚するから一緒になろう」という口説き文句について、ジローラモの所属事務所の関係者が「イタリア人と日本人の付き合い方の感覚の違いで、(離婚して)結婚というのは確実にない」とコメントしていました。イタリア人と日本人の付き合い方の違い? イタリアでは、妻帯者が若い女の子と不倫しても許されるのでしょうか? そうなると「ちょいワル不倫」という表現は成り立ちます。
これは調べなければと思い、「イタリア 不倫」で検索すると、「日伊相互文化普及協会」というところがまずヒットしました。同協会のブログに「イタリア人の不倫感」という興味深い記事がアップされているのですが、「平和好きなイタリア人は、妻や夫に知られないように徹底的に隠します」とあります。ジローラモ、「ちょいワル」ではなく「ワル」なんですね。
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さらに読み進めていくと、イタリア人独特の不倫感について言及されています。いわく「イタリアでは不倫は明るいものでなければならない」そうで、「心に鍵はかけられない」とも。
そんな文化を考慮に入れると、イタリアでは「ちょいワル不倫」というものが成り立ちそうですね。
もっとも不倫が不倫でなくなっては「極悪」になってしまうので、「ちょいワル」であり続けるためにも離婚という結末を迎えなければいいのですが。
ナカジマダイスケ
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