尾崎豊といえば、今の高校生にはあまり馴染みがないと思うけれど、80年代に青春時代を過ごした人たちにとっては、圧倒的なカリスマ(苦手だった人もいると思われるが)。厳しすぎる校則や体罰が今ほど問題視されていないころに、「大人への反抗心」「社会への不信感」を鮮烈な歌詞で歌い、自分が何者であるかを問い続けてきた。
今回はそんな彼が、短い人生のなかで残した「名言」をご紹介しよう。時代は違えど、“10代の代弁者”と言われた彼の言葉に、きっとみんなもグッとくるはずだ。
【人生哲学編】
「人一人が強く生きる術は、己が独りで歩むべきもの」
「結果と過程、どちらが大切だと思う?と聞かれたら、僕は即座に“過程”と答えてしまう」
「どんな時でも、より劇的でありたい。つまらないと感じることは最大の不幸だと思うから」
「金は愛情と裏切りとのふたつをもつ両刃の剣」
これらの言葉からわかるのが、尾崎豊のストイックさ。孤高の存在であろうとした、彼の人生が垣間見える。
【人間関係編】
「裏切られるのが怖いなら信じることから初めてみよう」
「人ひとりが幸せになるか、不幸になるかは、そばにいる人のちょっとした優しい言葉だったりすると思う」
「どんなウマが合わない人間であっても、やっぱりその人の笑顔を捜してゆくのが大切なんだってことを言いたくて」
ストイックな人生哲学とは裏腹に、人は他人に対して優しくするべきと感じていたよう。根底にあるのは誰かを信じる気持ち。
|
|
「涙あふれて何も見えなくても、僕はいつでもここにいるから」
「誰も独りにはなりたくない。それが人生だ」
「愛というのは、どんどん自分を磨いていくことなんだよ」
シビアな世界だけど、温かさを感じてほしい。彼のメッセージにはそんな生きるためのエールが込められているようだ。
【記事:リクルート進学ネット】