私立大学では約半分がAO・推薦入試で入学

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2012年12月21日 12:30  mixiニュース

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大学入試には多様な方法があるが、大きくは一般入試、アドミッション・オフィス(AO)入試、推薦入試とに分けられる。では、各方法別にどれぐらいの人が入学しているだろうか。文部科学省のデータによると、国立・公立・私立で大きな違いがあるようだ(グラフ?)。国立大学では8割強、公立大学では7割強が一般入試による入学者。しかし、私立大学では一般入試による入学者は半数に満たず、推薦入試、AO入試の割合が大きい。 ここまで広がっているAO・推薦入試だが、課題もある。面接や小論文などで選考されるため、大学生の学力低下につながっているのではないかと指摘されているのだ。特に、この十数年ほどで急速に普及してきたAO入試は、この数年で見直しの動きが出ており、AO入試を廃止する大学も登場。近年のAO入試実施大学の割合は横ばい状態だ。2013年度入試では、新たに九州大学薬学部や宇都宮大学、山口県立大学でAO入試が廃止されている。また、基礎学力を把握できるようにセンター試験を課したり、入学後に学力面でつまずくことのないように入学前教育を行う大学もある。 AO・推薦入試は一般入試に比べて「早くラクに決まる」というイメージがあるかもしれないが、肝心なのは入学後。「入学したはいいけれど授業についていけない」ということのないよう、入試方法にかかわらずしっかり勉強しておきたい。 出典:文部科学省「平成24年度国公私立大学入学者選抜実施状況」より集計 ※「その他」は専門高校・総合学科卒業生入試、社会人入試、帰国子女入試、中国引揚者等子女入試など 【記事:リクルート進学ネット】
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