主婦に特化した人材サービス企業、ビースタイルが運営する「しゅふ活研究室」では、働く主婦の未来像に関するアンケートを実施し、その結果を発表した。有効回答者数は427名。
まず、「10年前のイメージと比べて、主婦は働きやすくなったと思いますか?」という質問には、「働きやすくなった」(18.5%)、「やや働きやすくなった」(46.4%)と合わせ、6割あまりが「働きやすくなった」と感じていることが明らかになった。
また、【これまで】の10年と【これから】の10年で増えそうな夫婦のワークスタイルについて、【夫婦対等に共働き】というスタイルについては、【これまで】は68.6%であったが【これから】は77.8%と10ポイント近く上昇、一方で【夫が中心となって働き、妻は補助的に働く】というスタイルについては、【これまで】が49.4%であったところ【これから】は25.5%と半減している。
そのぶん、【妻が中心となって働き、夫は補助的に働く】というスタイルが【これまで】が5.6%であったが【これから】は17.3%と3倍近く上昇した。なお、「妻が中心」と回答した理由としては、「家事・育児をシェアする家庭が増えそうだから」「男性に頼りがいがなくなってきているから」「キャリア・起業志向の女性が増えそうだから」といった項目が上位に挙げられている。
しかしながら、これからの10年、「働く主婦にとって未来は明るい」と感じている人は、「明るい」「どちらかというと明るい」を合わせても42.9%と過半数を割っていた。これまでより比較的「働きやすくなった」と感じているものの、家族・職場の理解、家庭との両立への不安など、働きやすい社会環境そのものには改善が必要であることも浮き彫りになった。
働く主婦の未来像について期待することとして、「子供の年齢に関係なく働けるサポートを誰でも受けれる制度が充実してくること」「働き方の選択肢が増えること」といった声が寄せられた。
▼関連アーカイブ
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ペアレント・トラップ 〜「夫婦ともに平等に働き、平等に子育て」という理想の罠〜http://mamapicks.jp/archives/52101641.html
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【コラム】子どもを看ながら在宅勤務は難しくないことなのか?http://mamapicks.jp/archives/52113789.html