お金にとらわれないで「豊かな人生を送る」ための7つのヒント

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2013年12月25日 08:00  &Mama

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お金にとらわれないで「豊かな人生を送る」ための7つのヒント

あなたはお金がなくてイライラしたり、お金がある人を妬んだりしていませんか? または、「お金だけがすべて」などと考えていませんか?


お坊さんマネーコーチ・佐藤颯融さんは、著書『お金にとらわれない生き方』で、「このような考え方をしていると、煩悩まみれの時間を過ごすことになり、心がお金にとらわれた人生となってしまいます」と言っています。


こんな惨めな人生、嫌ですよね。経済的な豊かさだけが幸せではありません。本当に豊かな人生を送りたいもの。そのためには、お金とどのように付き合えばいいのでしょうか?


本書から、7つのヒントをご紹介します。



■1:煩悩と正面から向き合い、煩悩をマネジメントするという発想を持つ


まず、「煩悩があるからお金がないんだ」と思って、煩悩を排除しようとしてはいけません。煩悩をマネジメントするという視点を持ちましょう。手始めに、煩悩を掘り起こしてみてください。


「あなたの煩悩を掘り起こし、そのうえでお金・投資で何を実現したいのか、そのゴールと現状のギャップはどの程度あるのか、またそのゴールに対してそもそもお金は有効であるのかを考えて」


”お金があったらやってみたいこと、ほしいもの”を赤裸々にノートに書いてみると、うまく掘り起こせますよ。



■2:自分自身に、定期的にお金に関する問いかけをする


次は、書き出した煩悩を、そぎ落として、絞り込んでみませんか? 絞り込むときは、人生にとって重大なもの、かつお金と密接にかかわっているものが何なのかを探し当てると、重要でも緊急でもないものがそぎ落とせます。


「本当に今なのか?」「身の丈を超えていないか?」「お金が不可欠なのか?」「人生にどのような影響があるのか?」「自分のためか?他人のためか?」と自分に問いかけてみてください。


また、これらを定期的に問いかけてみて、その答えを書き留めておきましょう。すると、心のしこりもスッキリ取れますよ。



■3:思考の出発点は「私のために」ではなく、「誰かのために」


上記の質問の最後に「自分のためか?他人のためか?」とありますよね。これが大事なことなのです。


将来のためにお金が必要だとします。それではそのお金は、”自分のため”なのか、”大切な人、社会、つまり他人のため” なのでしょうか? しっかり区別してみてください。


そして、大切な人のための投資について考えてみましょう。佐藤さんは、他人への投資について以下のように語ります。


「自己投資に終始せず、その先にある利他投資まで目指していただければと思います。


あなたには大切だと思える方がいらっしゃいますか? いらっしゃるのであれば、そのような方々のため、自己投資で自分を磨き、場合によっては投資によって得たお金を使うことで、どういった貢献ができるのか考えてみましょう。


人それぞれ違いはあれど、あなたのその”おもい”すべてが人生の原動力になります」


ママだったら、「パパのため」「子どものため」といった思いが人生を豊かにする、というわけですね。



■4:お金がなくても幸せを大切な人たちに広げられるかは自分次第


幸せは、お金を使うことだけではありません。大切な人が幸せだと、自分も不思議と幸せになりますよね。


佐藤さんは、『魔法の質問』主宰・マツダミヒロさんの「まずは目の前の人を幸せにしようよ」という言葉に自然体でいられるようになったそうです。


「まずは目の前にいる人を笑顔にし、幸せにする、そこに全力を注いでください。そうすれば、”相手からどう思われるか”という自分視点ではなく、”相手にどう感じてもらうか”という他人視点を身に付けることができます」


毎日の積み重ねが人生になります。「もしもお金がなくても、子どもを幸せにしてあげよう」と思って、毎日を過ごしてみませんか?



■5:お金が出発点なのではない、相手への思いやりが出発点


佐藤さんは、「逆説的かもしれませんが、あえてお金から離れたところで、社会や人々への貢献を考えていくことで、お金との付き合い方のヒントが得られるように思います」と語ります。


実際に、「入居者から賃料を巻き上げよう」という悪い不動産投資を行っている大家さんの物件は空室が目立っていたのに、「住んで下さる方が心地良く過ごせる」ためと勉強し、献身的に努力していく、そんな良い不動産投資を行っている大家さんの物件は満室のケースが多かったそうです。


お金に執着せず、お金がなくても世のため人のためにできること、相手を思いやることを考えてみてください。



■6:お金の世界は広く、そして深い。学ぶには時間が必要


お金にとらわれて抜け出せなくなってしまう人は、「お金はとってもほしいし魅力的なものだけど、お金や投資についての勉強にほとんど時間を費やさない」ことが非常に多いそうです。


そのため、佐藤さんは「何事においてもひとつのことを極めるにはそれ相応の時間をかけ、努力しなくてはいけません」と言います。


そして、お金の基礎力を身に付けるために必要な時間は大体、360時間だそうです。毎日4時間勉強したとしても、3ヶ月かかります。これぐらいかかると思って、お金の勉強をしていきましょう。



■7:お金はあの世に持って行けない。ゆえに執着しない


ブッダは、『大般涅槃経』という経典に、「お金を含めてこの世で築いた財産はあの世には持っていけない」という趣旨の教えをまとめているそうです。


「せっかく苦労して貯めたお金も、そのまま次の世代や社会のために使われず朽ちてしまうこともあるのです。


(中略)


この教えは、稼いで終わり、貯めて終わりという自己満足に終始するお金との付き合い方を戒めていると、私には思えてなりません」


執着してお金にコントロールされるのではなく、お金をコントロールすることが大事なのです。



以上、豊かな人生を送るためにお金にとらわれないヒントでした。いかがでしたか?


詳しくは、『お金にとらわれない生き方』に書かれています。確かに、子育てにお金はかかりますが、「お金お金」と頭がいっぱいにしないためにも一度、読んでみては?



【参考】


※ 佐藤颯融(2012)『お金にとらわれない生き方』 サンクチュアリ出版



このニュースに関するつぶやき

  • お金がなくても幸せとは思えるだろうけど、お金があればもっとそう思えるかもよ!? ないよりあった方がええやんか〜!
    • イイネ!8
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