転職すべき? 転職して希望を実現できたのは●割!

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2014年03月06日 11:00  ノーツマルシェ

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ノーツマルシェ

転職すべき? 転職して希望を実現できたのは●割!

10年も同じ会社で働いてきた、30代半ばのAさん。ここ2〜3年の職場の人間関係に嫌気がさして、どうしても転職したい! とご相談に。応募書類の通過率は約3割と、なかなかの成果で面接に行くのにうかない表情でした。


どうやら「仕事に愛着があるのに転職していいのか?」と悩んでいる様子。みんなは転職に後悔しないのでしょうか? とも。


この悩みは、良い兆候です。その理由を、エン転職コンサルタントの調査結果(※)を参照しつつ、お伝えします。


 


■ やりたいことを実現できたのは3割


前述の調査によれば、転職で実現したいことの1位は「やりたい仕事ができる環境での就業」。それに対して「よく実現できた」「実現できた」と回答した30代は、29%でした。ちなみに、20代〜50代を平均すると37%。
仕事経験をある程度積んでいるにもかかわらず、30代の転職は手放しで成功!とは言い難い様子がうかがえます。


 


■ とにかく辞めたい、は危険


「やりたいことをあまり実現できなかった」「実現できなかった」原因はなんでしょうか? 前述の調査によれば、40%超は以下の3つを挙げています(3つほぼ同率)。



入社後、会社の状況が変わってしまったため
入社前の情報収集が不足していたため
急いで決めてしまったため

回答者の詳しい理由も読むと、会社は生き物とよく言うけれど残念でしたね…、生活がかかっていたのなら仕方ないですね…など、各人に共感する部分もあります。


一方、注目したい理由は「現職に対して早急に離れたい思いが強すぎた」。「もう嫌だ!」と思う気持ちよりも、とにかく辞めたい気持ちが勝るときは、転職に失敗するのではと思うことが賢明です。冒頭のAさんは、面接を受けながら“隣の芝生が青く見えているのでは?”と気づき始めているのでしょう。


 


転職活動をやってみて気づくこともあります。これでいいの? と思ったら、立ち止まって自問自答することをお勧めします。キャリアコンサルタントもお手伝いします!


[執筆:五十嵐 ゆき(キャリアコンサルタント) , 2014年3月6日]


 


【参考】
※エン転職コンサルタント『第87回アンケート集計「転職で実現したいこと」について(2013年版)』




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  • 隣の芝生が青かろうがイマイチかろうが焼け野原よりよっぽどいいわ。
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