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読売新聞が見つめてきた1世紀の「女の物語」

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2014年04月17日 17:41  BOOK STAND

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BOOK STAND


 読売新聞朝刊「くらし家庭面」は今年100年を迎えました。くらし家庭面の前身となる「よみうり婦人付録」が創設されたのは1914年(大正3年)4月3日のこと。日本の新聞で女性向けのページは初めての試みで、前日4月2日の紙面でも、「けだし今日吾が新聞社会中、婦人に対する唯一の味方なり」との社告を出すほどでした。

 これに合わせて歌人・与謝野晶子が読売新聞社に入社。高等女学校の生徒が新聞を読むと先生に叱られ、また女性が自分の意見を持つことさえ憚られた時代に、読売新聞社は「女性向けの新聞を作る」という姿勢を明確に打ち出したのです。

 そして同年5月2日から、人気コーナー「人生案内」の前身「身の上相談」がスタートします。人生案内も今年100年です。この連載は、女性たちにとって、自分の思いを社会に向けて発表する場となりました。心の中で抱えておくしかなかった女性の悩みが新聞紙上で紹介される。それがいかに画期的なことだったか......現代に生きる私たちでさえ容易に想像がつきます(ちなみに「身の上相談」という言葉は、今や辞書にも掲載されていますが、これは同連載名から広まったそうです)。

 2009年4月から始まった読売新聞の連載「家庭面の一世紀」は、そんな同紙の家庭面から日本の近代史を描く好企画。暮らしに役立つ衣食住の知識から、婦人参政権獲得の闘いなど、女性を取り巻く世相の変化をみて取ることが出来ます。その連載を一冊の本にしたのが、今回紹介する『こうして女性は強くなった。家庭面の100年』です。時代に翻弄され、日々悩みながらも強く生きる女性たち。同書には、「日本の女たち」の足跡が刻まれています。

 また、読売新聞社は、「人生案内」連載100年を前に、テレビCMの放送を始めています。「現代編」、「100年の歴史編」の2種類で、いずれも「上を向けなくなったら、一度、下を向いてみてください」と、手元で読者に寄り添う新聞の重みを訴えかけるナレーションと、歌手・手嶌葵さんの優しい歌声が印象的です。
 
 歴史ある新聞社だからこそできる100年単位のアーカイブ。そこには今の私たちの悩みを解決するヒントがあるかもしれません。

【関連リンク】
人生案内 100年の歴史編
http://www.yomiuri.co.jp/stream/?id=2163613&ctg=19&page_no=1



『こうして女性は強くなった。 - 家庭面の100年』
著者:読売新聞生活部 編
出版社:中央公論新社
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