文化庁の平成26年度若手アニメーター等人材育成事業「アニメミライ2015」の実施スケジュールが明らかになった。すでに応募団体の2014年6月27日締切までの募集要項が発表されているが、2014年7月に制作会社を決定する。
選ばれた制作会社は2015年2月までに作品を完成させることになる。さらに完成した作品は、2015年3月に開催される東京アニメアワードフェスティバル2015でプレミア上映されることが決定した。
若手アニメーター等人材育成事業「アニメミライ」は、2011年からの実施されている。今回で5回目を迎えた。日本のアニメーションの振興を図り、将来を担う優れた若手アニメーターなどの育成および日本のアニメクリエイティブの向上と発展を目的としている。
今回は委託先として、これまで過去4回事業を請け負っていたJAniCA(日本アニメーター・演出協会)の手を離れ、日本動画協会が受け持つことになった。これまで受託団体が変わったことから事業のスタートがやや遅れ気味だったが、スケジュールの決定と伴に運営も進んでいるようだ。
プロジェクトは、これまでと同様に作品制作団体として4団体を選定し、監督・作画監督などの指導のもと、若手アニメーターに対して効果的なOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を通して育成を行うことになっている。
最終的には2015年(平成27年2月中旬)までに、テレビシリーズの1話分となる24分程度の短編オリジナルアニメーション作品を、各1本ずつ計4作品を制作する。
「アニメミライ」は例年、映画館での上映のほか、テレビでの放送も行っている。今回は東京アニメアワードフェスティバル2015がまず上映の場となる。それ以外の発表の場も増えそうだ。
[真狩祐志]
アニメミライ
http://animemirai.jp/
日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/