くまのプーさんの言葉がいちいち含蓄に富んでいる

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2014年07月18日 06:11  BOOK STAND

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 くまのプーさんと言えば、ぽっちゃりした黄色い体に赤いTシャツ、ゆったりした口調にのんびりした性格で、元祖癒し系キャラとも言える人気のディズニーキャラクターです。

 そんなプーさんと仲間たちが物語の中で発している言葉に、人生をほんの少しだけ豊かにするような名言が沢山隠れている事をご存知ですか? そんな隠れた名言の数々を集めた本が刊行されました。タイトルは『プーさんと仲間たちそのままでいこう』です。その中に収められている2つの言葉をご紹介します。

"ちっとも怖くなかったよ、怖かった時以外はね"

 こちらは、姿を消したティガー(トラのぬいぐるみ)を探すために仲間たちと冒険した後、プーさんが発した言葉です。冒険の途中で雪崩に遭うなど怖い思いもしますが、全員、最後まで無事で、またティガーも見つかり一件落着。雪崩は怖かったけれど、そのことで仲間と団結出来たし悪い事ばかりではなく、良い事もあったという意味が込められています。悲しい出来事や嫌な事が起きるとどうしても負の感情ばかりにとらわれてしまいがちですが、悪い事ばかりに目を向けずに良かった所にも目を向ければどんな経験も意味のあるものになるということを訴えているのです。


"じゃあ、ぼくらが最初になるんだね"

 これは恐ろしい巨大な動物「ズオウ」が森にいるとわかった時にルー(カンガルーの子ども)が発した言葉。怖がる仲間たちをよそに、ズオウを誰も捕まえた事がないから最初に捕まえるのは僕たちになる、というとても前向きな言葉なのです。そんなポジティブなルーの言葉に刺激を受け、弱気だった仲間たちも勇気をもらう......この言葉には人の気持ちを動かすそんなパワーがあるのです。

 この他にも、本書にはプーさんと仲間たちによる名言が沢山収められています。

"こんな事になるのもはちみつが大好きなせいだ"       プーさん

"これは変なものじゃない、すごいものだ"          ティガー

"素敵なものには必ず終わりがあるんだよ"          イーヨー

"完璧に飛べば生きてるってかんじ"             ティガー


 本書にはこれらの言葉の意味する背景が記されており、それらを知ることで言葉がより立体的に浮かび上がって、心に突き刺さってきます。

 あたたかい気持ちになれたり、ちょっとした気づきを教えてくれたり。読み終えるとすこしだけ元気になれる、そんな本です。プーさんが大好きな人はもちろん、少しだけ癒されたい人にもおすすめの一冊です。



『プーさんと仲間たち そのままでいこう (PHP文庫)』出版社:PHP研究所
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このニュースに関するつぶやき

  • (・ピ・)<誰の足跡だい?(・プ・)<追いついたときにわかるだろう�ؤ�OK深イイ〜
    • イイネ!4
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