人気漫画「黒子のバスケ」。数多くの登場人物の中でも、ムードメーカでルックスの良さと愛想の良さからメディア担当でもあり、ギャグ要員までこなす黄瀬涼太。プレースタイル同様、マルチな才能を見せる彼の魅力をまとめてみました。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■天は二物以上をも与えた…モデル兼天才バスケプレーヤー
黄瀬くんはとにかくわかりやすい王子様キャラです。中学生時代からモデルをやってるくらいのイケメン。スポーツ万能で背が高くて、愛想もよくて明るくて、勉強はまぁそこそこ。人生勝ち組です。どんなスポーツも、ちょっと真似したらすぐ出来てしまう…なんて調子に乗った悩みを持ち、なにも本気で打ち込むことのなかった中学生の黄瀬くんは、青峰との出会いによって大きく変わります。
奇跡の世代のトップスコアラー青峰大輝は、人間離れした動きでボールを操るのですが、彼のその姿を体育館で見た黄瀬くんは衝撃を受けます。自分にあれが真似できる?いや無理!なにあれ!ということで、すぐさま青峰に弟子入りしに行くのです。この純粋さというか考えるより行動ってところが黄瀬くんぽくて可愛い。
バスケを始めてからも潜在能力の高さは随一で、たった2週間で中学バスケ界の日本トップに君臨する帝校バスケ部の1軍に抜擢されるほど。人の動きを1度見れば完璧に再現してみせるというコピー能力を発揮し、どんどん技術を吸収していきます。この時点で基礎技術においては、主人公の黒子はすでに追い抜かれています(笑)。経験値の低さから、キセキの世代の中では下っぱとして扱われたりもしますが、バスケセンスに関しては底なしだと周りも評価しています。将来がこわい!
■キセキの世代から海常のエースへ
高校へ進学し、IHで青峰と戦うことになった黄瀬くんは、青峰との距離が縮まらないことを痛感します。でもそれは自分の心次第。憧れているだけじゃダメなんだと、中学時代の自分の決別し、新たに海常のエースとして戦いを挑むときの黄瀬くんの想いは、名台詞としてファン投票でも上位に入賞しています。その後のWCではさらに海常のエースとしての自覚を持ち、どんどんカッコ良くなっていきます!怪我をおして、チームのために、勝利のために、エースとしての責任を果たそうとする黄瀬くん。敗北を経験し、キャプテンの笠松先輩をはじめとするチームメイトとの信頼関係を得た彼は、誰もが認める「海常のエース」でした。
■冷たくされても負けません
そんなカッコいい黄瀬くんなのに、普段はキセキの世代や笠松先輩からいじられ倒しています。そこが可愛い!自分が認めた人にはとことん甘い彼が、自分の仲間や友人たちにニコニコと近づいていく様は、まるで大型犬のよう。昔からルックスの良さや、モデルとしてのステータスを目的に近寄ってくる人間は多かったようで、少々人間不信ぎみなのでしょうか。上辺だけで仲良くしようとする人にうんざりしている黄瀬くんは、多少扱いがひどかろうとも、本音でぶつかってくれる仲間たちが大好きのようです。冷たくしてやれば大げさに嘆き、ちょっと優しくしてあげれば泣いて喜ぶ。黒子に告白しては振られ、緑間に送った応援メールには「死ね」と返され、笠松先輩には足蹴にされ…それでも嬉しそうに懐いていく黄瀬くんはほんとに素敵です(笑)。あんなペットほしい(笑)。
なんだかんだで皆から愛されている黄瀬くんが、これからもみんなに愛のあるいじりを受けることを願っています。
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(C)藤巻忠俊/集英社・黒子のバスケ製作委員会