テオ・ヤンセン展に新作含むビースト15体、「新たな自然」の世界に迫る展覧会

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2014年10月07日 12:50  CINRA.NET

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『アニマリス・ペルシピエーレ・レクタス』 セレブラム期(2006〜現在) ©Theo Jansen
『テオ・ヤンセン展―砂丘の生命体―』が、10月9日から長崎県美術館で開催される。

テオ・ヤンセンは、1948年に生まれたオランダ・スフェベニンゲン出身のアーティスト。1990年から「砂浜の生物」を意味するプラスチックチューブの作品「ストランドビースト」の制作を続けている。風力で動くストランドビーストは、コンピューター上の仮想生物として生まれ、これまでに砂の上を移動するための仕組みや風に飛ばされない仕組みを装備するなど、「生き残ること」を目的に様々な「進化」を遂げてきた。

同展では、長崎とオランダの約400年にわたる友好の歴史へのオマージュとしてヤンセンが制作した新作のビースト『アニマリス・プラウデンツ・ヴェーラ2世』を世界初公開。同作をはじめ、進化の過程を経るごとに様々な機能を獲得したビースト15体と関連資料の展示を通して、ヤンセンが作り出すビーストたちの全貌を紹介し、科学とアートを融合させたヤンセンによる「新たな自然」の世界に迫る。会期中は、作品を動かすデモンストレーションが毎日行われる。

なお、10月12日にはヤンセンによるアーティストトークを開催。10月9日からはサイン会も実施される。
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