【アニメキャラの魅力】ミステリアスに微笑む天才テニスプレイヤー「不二周助」の魅力『テニスの王子様』

『テニスの王子様』とは、『週刊少年ジャンプ』にて連載された、テニスを題材にしたスポーツ漫画です（通称：テニプリ）。2014年現在は、第2シリーズ『新テニスの王子様』として『ジャンプスクエア』にて連載中の超人気作品。アニメのキャラソンは300曲を越えており、中にはオリコン上位曲も。実写ミュージカルは若手俳優の登竜門と呼ばれるほどのビッグコンテンツです。

　40人以上の主要キャラクターそれぞれに根強いファンがおり、キャラクターの誕生日やバレンタインデーには、ジャンプ編集部に大量のプレゼントが贈られてきます。キャラクターだけでなく、作者の許斐剛先生自身も人気投票では上位に食い込む人気っぷり。普通の漫画ではなかなかありえないことばかりですよね。

　他にも、あの松岡修造さんがテニプリに関する書籍を出していたり、男子プロテニスの錦織圭選手が小学生の頃からテニプリを愛読していたことで有名ですね。『テニプリ』の名前は知っているけれど、実は内容を良く知らない･･･という方のためにも、今回は青学の天才『不二周助』の魅力をご紹介したいと思います！


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■笑顔が素敵な中性的ミステリアス美少年！でも･･･？

　いつもニコニコと微笑んでいる不二。身長は167cmで趣味は写真を撮ることと、髪が長めで中性的な、いわゆる草食系男子のような雰囲気です。テニプリのキャラクターの中でも上位の人気キャラである彼は、初期からの登場ということもあり根強いファンも多いです。毎年バレンタインにはチョコレートが何千個と届きます（実話）。しかし時折腹黒い性格が見えたり、心の中がなかなか見えないミステリアスな部分もあります。

　また超がつくほどの辛党だったり、サボテン集めが好きだったり、乾のつくる乾汁を爽やか笑顔で気持ちよく飲み干したり。相当な味オンチなのかもしれません・・・。その笑顔の虜になるのはもちろん、謎の多い不思議キャラな彼に夢中になってしまう人が多いのも納得です！


■青学NO.2の実力者！

　主役校である青春学園（通称：青学）の要となる不二周助。連載初期から比類なき強さを誇る、まさに天才と呼ぶに相応しい才能の持ち主です。その強さの秘密は、彼の必殺技『三種の返し球（トリプルカウンター）』にあります。（現在は三種以上あります）

●「つばめ返し」「鳳凰返し」
･･･相手のコートで跳ねないボールを実現！
●「羆落とし」「麒麟落とし」
･･･スマッシュを相手の上空に返し相手の真後ろにズドン！
●「白鯨」「白龍」
･･･逆風を利用して相手のコートに落ちたボールが自分に向かってバウンド！
●「消えるサーブ」
･･･「その打球、消えるよ」のセリフと共に、ボールが消えます！
●「心の瞳」
･･･目を閉じて感覚だけでテニスします！
●「蜉蝣包み」
･･･ボールの回転を無にする、出来そうで出来ない技！
●「百腕巨人の門番」
･･･ヘカトンケイルのもんばんと読みます。なんと相手のボールがネットを越えられなくなります！
●「星花火」
･･･まずコードボールを上空へ強烈に打ち上げ打球を視界から消す。そして擂鉢状の会場に吹く風が高速落下する球に不規則な回転を与え客席の中へ･･･

どうですかコレ。どう考えても勝てないですよね？ボールを消すんですよ？これぞ天才のなせる技！星花火など、ちょっと書いてても訳がわからないところもありますが、とにかく彼のカウンターはスゴイんです。このカウンターの仕組みはほとんどボールの回転によるものであり、決して超能力などではありません。一見怖いものなしのように見える不二ですが、実は彼にも弱点があります。


■青学の天才の弱点とは･･･？

　不二の性格は、基本的にとても穏やかで温和。しかしその優しい性格のため、相手のレベルに合わせて試合をしまうほど「勝利への執着」が皆無だったのです。しかし青学の手塚や越前、立海大の切原、四天宝寺の白石との試合を乗り越え、不二はさらなる高みへ上っていきます。

　また、姉と弟を愛する家族思いなところも。特に弟の裕太が聖ルドルフの観月に利用されたときは、普段閉じられている瞳を見開き、怒りの表情を見せました。彼の他人を思いやる気持ちは並々ならないものがあります！


『青学の天才』という重い称号を背負う不二ですが、その彼が現状からさらに成長していく姿にはとても感動します！今後の活躍にも期待ですね！


不二周助（テニスの王子様）の画像や関連記事はこちら


★記者：３１７（キャラペディア公式ライター）

(C)許斐 剛　ＴＫ WORKS／集英社・テレビ東京・ＮＡＳ