少年ジャンプに連載され、アニメ化、キャラクターソングも人気のあった『幽☆遊☆白書』。メインキャラクターの4人には特に光るものが有りました。その中のひとり、人間界で暮らす妖怪、なんともミステリアスな「蔵馬」の魅力を紹介したいと思います。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■ルックスがいい!
蔵馬の魅力はなんといっても、その抜群のルックスです。身長も高くスラリとした体型にはうっとりしてしまいます。顔も作品の中で女性に間違われてしまうほどの綺麗さ、まさに美少年なのです。アニメの中でも女子に人気があると言われていましたので、きっと学校内には彼を慕う女子がたくさんいるんだろうなと思います。ファンクラブなどもあったりするのでしょうか。
■頭脳明晰!!
ルックスも良くて頭も良い、なんてズル過ぎます。学校での試験も常にトップ(一度だけ海藤に負けてましたがそれは仕方ないんです。色々大変な時期でしたから。)です。そんな蔵馬の頭の良さが最大限に発揮されるのが、魔界の扉編での海藤とのタブー(禁句)対決ですよね。言葉のスペシャリストと言われている海藤に勝ってしまうのですから。しかも変顔で!!
コミック19巻での、螢子の学校で起こった幽霊事件を幽助からの説明を聞いただけで、あっさりと解決してしまったのもすごかったですね。蔵馬は他の3人のように闇雲にぶつかっていくような戦い方はせず、戦う時も常に頭を使っています。その頭脳的な戦いっぷりにみな(特に女子は)惹かれてしまうのです。
■優しいだけじゃない、実は冷酷
蔵馬といえば、何も知らずに自分を育ててくれた母親のために、妖怪でありながら人間界に留まる事を決意したなんとも優しい人です。しかし、そんな彼も戦うときには恐ろしく冷酷にもなれるんです。その冷酷さ故にあの飛影にも恐れられています。
普段はとても優しく温厚な蔵馬が戦うときに見せる冷たい視線、口調はなんとも言えません。そしてそのギャップこそが「蔵馬」というキャラクターに一層の魅力を与えているのです。まさに綺麗なバラには刺があるのです。
■声がいい!!
蔵馬の魅力はなんといっても緒方恵美さんによる彼の「声」ではないでしょうか。女性の声なのに少年のようで、少し低く透き通るような声が蔵馬のミステリアスな印象にピタリと合っているのです。幽助たちとしゃべっているときの砕けた口調、戦っているときの冷たい口調、緒方さんの演じわけがすばらしかったです。まさに思い描く美少年そのものの声でした。
「幽☆遊☆白書」は、ストーリーも今までにない設定でとてもおもしろいです。一人一人のキャラクターがとても丁寧に描かれており、人間=善、妖怪=悪というわけではなく、人間も妖怪も同等に扱っているのもよかったです。一度読んだら絶対に読み返したくなる傑作ですよ。観たことのない人はぜひ一度ご覧になってみて下さい。
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