Sexy Zoneマリウス、JUMP中島、ABC-Z戸塚……芸術力が光る若手ジャニーズ

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2014年10月17日 22:51  リアルサウンド

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 ジャニーズのメンバーには、アートの方向において才能を発揮する人材も少なくない。2008年にはジャニーズとしては初となる個展『FREESTYLE』を開いた嵐・大野智や、2011年に小説『ピンクとグレー』を発表したNEWS・加藤シゲアキなど、アイドルという枠組みを超えて活躍するケースも続々とみられるようになった。


(参考:嵐、Sexy Zone、Kis-My-Ft2……反響の大きかったジャニーズ記事をご紹介


 今回は若手のジャニーズメンバーより、特にアート方面でこれから期待を持てるメンバーを、ジャニーズの動向に詳しいライターの佐藤結衣氏に解説してもらった。


・Sexy Zone・マリウス葉


「マリウスさんは、同じ振り付けをしていても他のメンバーより際立つし、絵を描かせても、皆と違って緻密な絵を描きます。グループに入った時は『僕には守護霊が2人いて』と話すような不思議キャラだったのですが、次第に芸術的な才能を開花させ、今では嵐の大野智さんに似た風格を感じます。また、マリウスさんのアート性は彼の出自にも関係しており、ドイツ人の父を通じて海外の文化に触れ、元・宝塚歌劇団の母から宝塚の文脈を学び、ジャニーズとして活動することにより日本のアイドル文化を吸収するなど、異なる文明のシャワーを浴びているといえるのではないでしょうか」


・Hey! Say! JUMP 中島裕翔/八乙女光


「中島さんはカメラが得意で雑誌で連載を持ち、プロの方が舌を巻くくらいの腕前を誇っています。その腕前はグループとしての活動にも生かされており、メンバーの写真を撮って、コンサートの最後に流したり、リハーサル風景の写真をスライドで出したりするんです。コンサートの時には「Photo by Yuto Nakajima」というクレジットとともに写真を公開し、さらにファンを虜にしていました。一方、八乙女さんはイラストを書くのを特技とし、コンサート会場で販売するグッズのプロデュースなども手がけています。また、文学も好んでいて、常にブックカバーをかけた本を持ち歩くなど、読書家でもあります」


・ABC-Z・戸塚祥太


「戸塚さんは、伊坂幸太郎さんの作品が好きで、『ダ・ヴィンチ』では彼の小説から引用したタイトルの連載『ジョーダンバットが鳴っている』を持っており、味わいのあるエッセイのような文章を書いています。さらに伊坂さんと対談をしたりと、文芸活動を積極的に行っています。以前はNEWSの加藤シゲアキさんが『Myojo』に『青い独り言』というコーナーで執筆し、その後作家になったように、戸塚さんも“次の加藤シゲアキ”として、その方向で才能を伸ばす可能性が大いにあります。ただし本人は、誰かにプロデュースされて演じることが好きだと公言しているため、これまでにない形で作品を作るという道も考えられますね」


・ジャニーズWEST・神山智洋


「神山さんのファッションはファンの間でもその奇抜さが有名です。ジャニーズにはこれまで、KinKi Kidsの堂本剛さんや、関ジャニ∞の安田章大さんなど、独特のファッションセンスを持つメンバーが一定数台頭していますが、神山さんもその系譜を受け継いでいるといえるでしょう。彼は髪を急に青く染めたりするなど『普通なのは面白くない』という感覚を持っており、その着こなしから発展して『デザインをしてみたい』と語るなどしています。将来はNEWSの増田貴久さんのように、自分たちのコンサート衣装をプロデュースできるようになるかもしれないですね」


 芸術面で活躍することで仕事の幅が広がり、その仕事を通じて得た経験をパフォーマンスに還元している若手ジャニーズ。このアート活動はいつか、大きなリターンとなってメンバーの魅力を際立たせるはずだ。(松下博夫)



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