サッカーなのに必殺技がある。炎がボールを纏い、ワープしながらドリブルし、時にはペンギンまでもがグラウンドから顔を出す。超次元サッカーアニメ「イナズマイレブン」シリーズの第二期でライバルキャラとして登場し、「イナズマイレブンGoギャラクシー」では、成長した姿でライバルキャラクターたちを率いてきた不動明王(ふどうあきお)。天才ゲームメイカーと呼び声高き鬼道有人(きどうゆうと)と双璧を成すMFになった彼の、主にお姉さん達をじわじわ魅了していったその魅力をご紹介します!
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■初期はゲスキャラ、どんどん可愛く!?
はっきり言って、二期で真・帝国学園のキャプテンとして初登場したときの彼は、本当に本当に本っ当にゲスい顔の似合う悪役キャラでした。帝国学園時代の鬼道のチームメイトである佐久間と源田を洗脳によって仲間にしたかと思えば、使用者の体に酷い負担を強いる禁断の必殺技「皇帝ペンギン1号」を佐久間にガンガン打たせるという鬼畜ぶり。しかも常に人を見下すような物言いなものだから、三期のFFI編で仲間になってからも、鬼道さんを始め視聴者にも最初は蛇蝎の如く嫌われていました。
しかしメンバーになったはいいものの試合に出る機会はほとんどなく、視聴者のお姉様方からは「なにこのベンチウォーマーっぷり・・・え、大口叩いといてコレとかwwwマジ可愛すぎるんだけどwww」と、嘲笑なんだか憐憫なんだか分からない愛され方で一気に愛されキャラへと変貌します!
その後も、影山の登場に動揺していた鬼道さんを一喝する面倒見の良さや、ED「またね・・・のキセツ」のエンディング画面で大根のかつら剥きを見せるなど、意外な面を次々と披露!最終的に「明王(あきお)ちゃん」と呼ばれるまでに可愛がられる存在となりました。
■容姿端麗さも人気の一つ
もちろん性格や態度のギャップだけが魅力なわけもありません。「イナズマイレブン」シリーズはアニメを先行して放送し、視聴者が興味を持ったところでゲームを発売するという手法でしたが、「イナズマイレブン3〜世界への挑戦」のPVでは「孤高の反逆児」というコピーライトと共に、髪形さえモヒカンでなければツンデレ美少女のような整った容姿を披露。「イナズマイレブンGo」以降の大人になった姿も、モヒカンでなくなっただけにそれが際立ち、ファンをさらにキュンキュンさせる結果となりました。
ビッグマウスと不釣り合いな活躍の少なさや、本人の性格からの意外なギャップ。そして容姿端麗さに遅れて気付かされることでファンの記憶には「憎まれ役」から「可愛い生き物」としてすり替えられていったわけです。
残念ながらイナズマイレブンシリーズは一旦完結してしまったものの、新生化や続編を社長自らが口にしているので、また彼に会える可能性は高い(と信じてます)!まだ未視聴の人は、逆にこれを先取りのチャンスと捉え「遅れてハマったんじゃねぇ!来たる萌えに備えて予習してるだけだ!」と開き直って視聴してみて欲しいです!
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★記者:井之上(キャラペディア公式ライター)
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