【アニメキャラの魅力】人生はドストレート!メガネの生徒会副会長「北村祐作」は実は一番変なヤツ!?『とらドラ!』

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2014年10月23日 09:00  キャラペディア

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(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/「とらドラ!」製作委員会
大ヒットライトノベル『とらドラ!』。主人公である目つきが悪いが品行方正な「高須竜児」とヒロインの乱暴横暴美少女「逢坂大河」の片思いの行方を描くこの作品。そのヒロインの想い人が、今回取り上げる「北村祐作」です。大橋高校2年、メガネであだ名は「まるお」、生徒会副会長でソフトボール部部長という、ズバリ!な優等生です。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■人の気持ちを理解し肯定する懐の深さが魅力

 ヒロイン大河の片想いの相手ながらも、実は一年時、北村が大河に一目ぼれをして告白しています。「綺麗だから付き合って欲しい」というドストレートな告白。ビジュアルだけに寄ってくる男どもにうんざりしていた大河は当然お断りです。物理的攻撃をしかけますが、「その怒りを隠さないストレートな性格がいい!惚れた!」とドストレートに想いの丈をぶつけます。テレと驚きで大河は断ってしまうのですが、この告白は大河の閉ざされた心を溶かします。

 同じソフトボール部をけん引する櫛枝実乃梨のハチャメチャっぷりも受け入れ、温かく見守りますし、外見で怖がられていた竜児の内面を理解して親友になるところや、幼馴染の川嶋亜美の心の闇を察し、友達を作ろうとする優しさなど、彼の懐の深さがよくわかります。

■最大限の謝罪は寝下座で表す!

 ドストレート過ぎて感情をセーブできない大河に対して、北村は、性格はストレートですがさほど表に出しません。もともと感情の起伏が少ないおだやかな性格なので、激しさが見られないだけです。
 しかし、登場人物の中でおそらく一番変なやつ、それが北村です。なにかというと裸をさらすため「裸族」と親しまれ、謝罪はいっそ寝下座。見栄や建前など彼にはありません。多くは語らずとも、やりたいことはやり言いたいことはいう。裏表のない、とても気持ちのいい変態なのです。

■失恋大明神

 さて、北村=変態ですが、裏表もなく穏やかで正直なので意外にモテます。しかしその実直さから、結果振られてしまう報われない男でもあります。

 とにかく彼は正直です。「綺麗だから」と好きになったのですが、彼の恋は本気で、振られたショックで廃人になりかかったりも。そして生徒会長・狩野すみれに救われ、二度目の恋をします。

 劇中で大河にも振られ、すみれにも全校集会で告って振られ、学内で「失恋大明神」の異名をもらい、わかりやすくグレます。すみれは北村のことを好きなのですが、北村のストレートすぎる性格では自分を犠牲にしてしまうと考えて断ったとのこと。うーん。北村、好きすぎて振られるって・・・グレざるを得ないですね。

 大河からも好かれ告白されますが、「北村くんが好き。竜児は嫌いじゃない。ずっとそばにいてほしい」と言うことで・・・ツラツラと竜児のいいところを並べたてる謎の告白です。北村くん、好きだった子にこんなこと言われて悲しいぜ!ずるい男なら、こう言われても好きな子とお付き合いするでしょう。だが断る!その男らしさこそが北村の魅力。高校二年とは思えないオトナの男なのです。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:藤原ユウ(キャラペディア公式ライター)

(C)竹宮ゆゆこ/アスキー・メディアワークス/「とらドラ!」製作委員会

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