クリストファー・ノーラン監督『インターステラー』から新映像&ビジュアル公開

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2014年10月23日 12:40  CINRA.NET

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『インターステラー』ポスタービジュアル ©2014 Warner Bros. Entertainment, Inc. and Paramount Pictures. All Rights Reserved.
11月22日に東京・新宿ピカデリーほか全国で公開されるクリストファー・ノーラン監督の新作映画『インターステラー』から新たな映像とポスタービジュアルが公開された。

ノーランの原案と、実弟ジョナサン・ノーランによる既存の脚本を融合させたプロットをもとに脚本が作られた同作。世界的な飢饉や環境変化によって人類滅亡の危機に瀕している近未来の地球を舞台に、居住可能な新たな惑星を探すという使命を負った元エンジニアのクーパーらの旅を描く。クーパーを演じるマシュー・マコノヒーをはじめ、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャステイン、ケイシー・アフレック、エレン・バースティン、マイケル・ケインらがキャストに名を連ねている。

今回公開された映像には、「君の娘さんの世代で世界は終わる」と告げられたクーパーが、仲間と共に宇宙へ飛び立ち、厳しい環境の中でミッションの遂行のために奮闘する姿や、「自分の子と人類の未来どちらか選べる?」と問いかける場面などが盛り込まれており、同作が人類の存亡をかけた壮大な使命に挑む人々たちの物語であると同時に、父と娘の絆を描く人間ドラマであることが垣間見える内容になっている。

マコノヒーは同作について、「クリスの映画にはつねに壮大なスケール感がある。この映画は彼のこれまでのどの作品よりも野心的。それでいて、その壮大さに人間性と親密感が押しつぶされてはいないんだ。むしろ、この映画にはもっと人間の血が通っている。ここで描かれているのは、バットマンのような架空の存在ではなくて、実際の人間なんだからね(笑)」とコメント。

ノーラン監督は、「この映画ではあらゆることが描かれている。人が自分をどう定義づけるかとか、この世界において自分は何なのかとか。でも僕にとってこれは、父親であることの意味を描いた作品でもある。僕の制作プロセスにおいて、そういうアイデアを最優先にしているからこそ、宇宙の要素を楽しむものだけでなく、ストーリーのある映画になっていると思う」と語っている。

なお、同作では地球の外の世界を表現するため、実物大の宇宙船を制作し、国際宇宙ステーションへ飛行経験のある宇宙飛行士を撮影の技術顧問に招くなどして撮影を敢行。ノーラン監督は、「僕はCGの宇宙船はどうしても嫌だったんだ。わざわざロケ撮影をするなら、その景観に実際に置ける物を作らなきゃ」と話している。
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