アニメ「シスタープリンセス」は、魅力的な妹たちがヒロインとして登場する作品です。その個性豊かな妹キャラクターの一人として登場するのが「鞠絵」です。彼女は病弱であまり他の妹の様に活発に動くことができません。しかし、そんな自分の状況に決して悲観することなく、力強く生きる彼女の姿は感動すら与えてくれます。また年少の妹たちの面倒もよく見てくれ、雛子らに絵本を読み聞かせる様はとても絵になります。何と素敵な眼鏡っ娘でしょうか!
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■清楚な雰囲気をもった眼鏡っ娘
鞠絵は幼い頃から体が弱く、今でも外で活発に動き回ることが出来ません。その病弱さ故に、みんなと共に運動を楽しむことができず、その事を歯がゆく思うこともあります。しかし誰かに当たり散らすようなことはありません。自分なりに、できることを精一杯取り組んでいます。飼い犬のミカエルと散歩をして少しでも外に出て体を動かし、食事の支度を率先して手伝うなど、「病弱で何もできない自分」といつも戦っています。
こうした、自分に科せられた運命に抗う懸命な姿は、彼女の穏やかで清楚な雰囲気と合わさってより一層、魅力的な女性として鞠絵を魅せてくれます。
■語り聞かせる姿が絵になる面倒見の良い女の子
彼女は外に中々出られない分、大半の時間を読書に費やします。主人公を自分と重ね合わせ、物語に思いを馳せ、様々な本の世界を楽しむのです。時には雛子たち年少の妹の為に読み聞かせてあげることもあります。幼子に絵本を読み聞かせてあげるその姿は、まるで一枚の絵の様です。
年少の面倒を見てあげる中で、鞠絵は彼女たちから元気を貰い、励ましを受ける事もあります。この様に妹たちが優しく支え合う姿というのは、兄としてとても微笑ましく、また感動的な光景ではないでしょうか。いつまでも大切にしていきたい関係ですね本当に!
■共に歩んでいきたいと思わせる懸命に生きる姿の美しさ
人は何かに一生懸命な時、とても輝いて見えるものです。この、一生懸命になるものにはスポーツや芸術など様々ありますが、鞠絵の場合は「生きること」そのものがそれに当たるのではないでしょうか。病弱な為に直ぐ体調を崩して何日も寝込んでしまうことは決して少なくありません。
しかし、そんな状況にもめげず、彼女は先述の通り少しでも外へ出る努力をし、みんなを手伝い年下の面倒を見ます。苦しくても懸命に日々を生きる彼女の姿には、静かな力強さと感動を覚えます。兄上様には、そんな鞠絵をこれからも支えてあげてほしいです。彼女が健康な体を手に入れるその日まで。
鞠絵は体が弱いというハンデをものともせず、みんなと同じように生活し、家族との触れ合いを大切にしている芯の強い娘です。そんな彼女の姿を見て周りも元気を貰い、支えてあげたいと自然に思うのでしょう。いつか体を治して、家族みんなで何の心配もなく日々楽しく過ごす、という当たり前の願いを叶えてあげたいですね。
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★記者:羽野源一郎(キャラペディア公式ライター)
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