【アニメキャラの魅力】かわいいだけじゃない!人斬り抜刀斎に寄り添うヒロイン「神谷薫」の魅力『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』

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2014年10月30日 11:00  キャラペディア

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映画も大ヒットし誰もが知ることとなった、幕末の人斬り「緋村剣心」。彼の心をを支え、暗い過去から救い出したヒロイン、それが「神谷薫」です。剣心を一途に思う彼女の魅力に迫りたいと思います。


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【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■人を信じる強さの持ち主

 彼女の最も輝く魅力、それは人を信じることを決して恐れないところです。剣心の誰もが恐れるであろう「人斬り」と言う過去を知ってもなお、彼と共にいることを臆することなく受け入れました。それは、喧嘩屋である左之助に対しても、阿片を作っていた恵に対しても同じでした。

 けして表立っては描かれていませんが、明るいとは言えない過去をもつ3人が、彼女に心をひらいている、ということは確実なのです。その証拠に彼らは東京に留まることを選びます。そして彼らと彼女のやりとりは、少し暗くなりがちなストーリーに華をもたせるのです。

■腕が立つ!剣術小町

 神谷活心流の師範代、父が亡き後の道場を健気に守る、そこも彼女の魅力です。そして、剣術家の娘だからこそ、彼女もなかなかの剣の腕前なのです。ただ、作中では剣心をはじめとする強者達によって霞んでしまっているのが大変残念です。

 そんな彼女の一番の名勝負といえば十本刀の一人、大鎌の鎌足との戦いではないでしょうか。最後は柄の部分だけで勝負し、見事に勝利するのです。そして、活人剣のその技は相手の負傷も最小限に留めます。血だらけになったり、ボロボロになったりする男達の戦いよりも美しくスマート。さらに強さを感じました。

 そして、彼女は指導者としても素晴らしいのです。門下生である明神弥彦と塚山由太郎を神谷活心流師範代、即ち強い剣士へと育て上げるのです。指導力は誰よりも上なのかもしれません。

■弱点もかわいい?

 剣術の腕も立ち、誰からも好かれる人柄の彼女ですが、弱点だってあるのです。それは料理が苦手なこと。人誅編では、彼女の作った味噌汁を口にした左之助が毒による奇襲攻撃か!?と慌てるほどでした。そう失敗するはずのない味噌汁に、彼女はいったい何を入れたのでしょう?しかし、そこもまた彼女のキャラクターを人間らしく愛すべきものにしているのです。剣心が料理上手なので、この辺は結婚しても全く困らないですよね。家事は剣心にしてもらい、彼女は道場でお金を稼げば良いのですから。

 『るろうに剣心』、ジャンプでの連載が終わってからも様々なメディア展開で、今なお勢いが収まらない作品。しかし、これは神谷薫がヒロインでなかったなら、全く違うものになっていたのかもしれません。彼女の周りには人が集まるのです。神谷薫は、この作品の縁の下の力持ちなのです。


★記者:元剣道部員(キャラペディア公式ライター)

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