彼女が活躍しているアニメ『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』は、未完のライトノベルを原作にしています。入学式に八幡を撥ねてしまった車に乗っていた雪ノ下は、ずっとそのことを気にしながら高校生活を送ってきました。そんなある日、自分だけしかいない部活に八幡がやってきて、どちらがより多くの人の悩みを解決できるかを競うことになり・・・。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■凛とした氷
雪ノ下は非常にツンツンしているツンデレです。ツンとデレの割合は、ツンが七割デレが三割といったところでしょうか。最初の方はまるでデレず、八幡と一緒に嫌味の言い合いをしていたのですが、なんだかんだと打ち解けてくるうちに、徐々に八幡に対してデレるようになり、もしかしたら好きなんじゃないか?と思わせるようなセリフや態度も出てきます。
このように、雪ノ下は凛とした氷のようなツンデレなのです。この、たまにしかデレないけれどもたまにくるデレがたまらなく可愛くて愛おしい・・・というのが、雪ノ下の大きな魅力なのでしょう。
■冷静に物事を判断する
雪ノ下は八幡とは違ったタイプなのですが、八幡と同じように冷静に物事を判断することができます。判断の仕方や、結果として出す結論は八幡とは相容れないようなものなのですが・・・。雪ノ下は人の心をある程度考えた上で、誰かが傷ついてでも目的を達成できる方が良いと判断するのです。それがたとえ自分であったとしても、全体のためであるならばと考えるのです。いつだって冷静に判断をする彼女は、現代の女子高生にはなかなかいないタイプだからこそ、皆が彼女に惹かれるのではないでしょうか。
■強いけど脆い
雪ノ下は、ぱっと見強いように見えます。心がとても強くプライドも高く決して傷つかず、心が折れたりすることなんてないようにも思えますよね。普段の態度からしても、心が弱いという印象は持たないのではないでしょうか。相手に対して正直にズバッと斬りかかることができるというのは、心が弱ければできない行動です。しかし、そういった常日頃の態度・行動言動とは裏腹に、実は彼女は脆いのです。
彼女の脆さは、文化祭の話前後からかなり見え隠れしてきます。彼女は八幡と過ごしながら、ずっと入学式のことに責任を感じてきました。そして、悩みを打ち明けてきてくれる人たちへの行動も、本当に正しかったのかどうかをずっと一人で思いつめて考え、その挙句の果てに若干病んでしまうような女の子です。普通の女子高生からはかけ離れたような存在でありながらも、他の女子と変わらない心を持っているというギャップ。ポイント高いですね。
雪ノ下は、物語の根幹に関わってくるような重要な人物です。彼女が活躍する原作は、まだまだ終わりません。これから第二期のアニメも始まります。彼女の活躍は一話一話で語られているので、アニメと原作を見ている限り、終わることはないのです。
雪ノ下雪乃(やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。)の画像や関連記事はこちら【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:賀見ぽんた(キャラペディア公式ライター)
(C)2013 渡 航、小学館/やはりこの製作委員会はまちがっている。