日本を舞台に同性婚を描く舞台『透明な隣人』、作・演出は鳥公園の西尾佳織

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2014年11月07日 12:50  CINRA.NET

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『透明な隣人 〜8 -エイト-によせて〜』メインビジュアル ©宮田篤
西尾佳織演出の舞台『透明な隣人 〜8 -エイト-によせて〜』が、11月13日から東京・浅草のアサヒ・アートスクエアで上演される。

2007年に劇団・鳥公園を結成して以降、全作品の脚本と演出を手掛け、戯曲『カンロ』が『第58回岸田國士戯曲賞』の最終候補作品に選出された西尾佳織。7月には、実話をもとにした同性婚がテーマのアメリカの裁判劇『8 -エイト-』のリーディング公演を行った。

『透明な隣人 〜8 -エイト-によせて〜』は、『8 -エイト-』の設定を日本に置き換えて西尾が書き下ろした新作戯曲。セクシュアリティーを隠して生きざるを得ない無言の圧力の存在や、そのことにマジョリティーが無自覚であるという日本社会における問題意識を背景に、同性婚を主題にした物語を「これから起こるかもしれない」話として描くという。

なお、同作は11月30日まで開催されている舞台芸術の祭典『フェスティバル/トーキョー14』の一環で上演。また、11月14日15:00の回終了後に西尾と一橋大学教授で精神科医の宮地尚子のトーク、11月15日19:00の回終了後に西尾と佐々木俊尚のトークがそれぞれ行われる。
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