穏やかな性格の父と、元気いっぱいの小学4年生の妹さくらを持つ高校2年生。特技は「常人には見えないものが見えること」・・・?
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■いぢわるだけどいぢわるじゃない
「こいつ(妹)で遊んでいいのはおれだけだ」と言い切っちゃうシスコンです。さくらに面と向かって「怪獣」(毎朝遅刻しそうだとバタバタしてるから)とからかっていますが、本当はさくらのことをとっても可愛がっています。さくらが夜にお祭りに行くとなれば夜道は危険だからと同行し、ローラーブレードで並走してくるさくらの為に通学は自転車と決めています。その気遣いっぷりは周囲にはバレバレ。指摘されると「うるせー」と返す。ちょっとツンデレ入ってます。
さくらにいぢわるするのも愛情の裏返し。でも、さくらもちゃんとお兄ちゃんのことを理解しているようです。(なんて素敵な兄妹・・・)
■力
幼い頃から幽霊やお化けを見る力を持っていたようで、亡くなった母の姿も時折目にしていたようです。そしてただ見えるだけではなく、人間ではないものの気配等にも敏感で、さくらが隠していたケロちゃんも、月城雪兎の正体にもいち早く気付いていました。魔法は全く使えない一般人ですが、その潜在能力は強く、審判者・月(ユエ)が隠れ蓑にしていた程です。
桃矢くんはさくらを守るために、そして悲しませないためにその力を使っていたようですが(むしろやりすぎてさくらを怖がりな性格にした)、最終的には「大切な人」のためにその力を失います(本編を読んでない方のために、敢えて誰かは言いません)。こんな、実は最強!っていうチートキャラ、大好きです。
■クールに見えて実は・・・
バイクの購入費用や大学の進学費用を自分で稼ぐために、バイトに明け暮れる日々を過ごしています。父親が大学教授であれば決して苦しい家計ではないはずですが、自立する気持ちが強いのでしょうか。焼肉屋さん、カフェ等どこでもバイトしています。そしてバイトで鍛えた料理の腕前は、主に木之本家の食卓で発揮されています。一見クールだけれどもお料理上手なんて、女子が惚れてしまうこと間違いなし!
そんな桃矢くんですが、実は中学時代に年上の教育実習生と交際して、突然別れを告げられた苦い過去なんかも持っています(中学生のわりに、結構大胆なことしますねぇ)。しかし、今桃矢くんの「大切な人」とは、お互いを思いやる関係にまでなっているようなので、とりあえずハッピーエンド(誰のものにもならないで欲しかったです・・・)?
もし自分にこんなお兄ちゃんがいたとしたら・・・と想像しただけで、よだれが出てくるくらい素敵なお兄ちゃんです。
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★記者:あきにゃん(キャラペディア公式ライター)
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