ケン・ローチ監督の新作は、実在のアイルランド人活動家描く『ジミー、野を駆ける伝説』

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2014年11月10日 13:30  CINRA.NET

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『ジミー、野を駆ける伝説』 ©Sixteen Jimmy Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Element Pictures,France 2 Cinéma,Channel Four Television Corporation, the British Film Institute and Bord Scannán na hÉireann/the Irish Film Board 2014
ケン・ローチ監督の新作映画『ジミー、野を駆ける伝説』が、2015年1月17日から東京・新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開される。

『ケス』『麦の穂をゆらす風』『天使の分け前』などで知られるケン・ローチ監督の新作となる同作は、1933年に母国から追放された実在のアイルランド人活動家のジミー・グラルトンが主人公。1932年にニューヨークから10年ぶりに母国へ戻ってきたジミーが庶民の支持を獲得していく一方で、リベラルな思想を持つ彼の影響力を恐れる勢力によってジミーや労働者たちが理不尽に弾圧されていく姿や、裁判が開かれることなくジミーが国外追放処分となった経緯などを描く。

かつて自身が建設したホールを再建させ、権威主義的な教会や地主たちに抑圧されていた庶民のための憩いの場を作り出した主人公のジミーを演じるのは、同作で映画初主演を果たしたバリー・ウォード。さらにジミーの昔の恋人・ウーナ役のシモーヌ・カービー、ジミーの影響力を恐れるシェリダン神父役のジム・ノートンらがキャストに名を連ねている。また脚本を手掛けたのは1996年の『カルラの歌』以降、ローチ監督とタッグを組むポール・ラヴァティ。また『天使の分け前』に引き続き、ロビー・ライアンが撮影監督として参加している。
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