アニメ『ストライクウィッチーズ』は、現実世界での第二次世界大戦の時代に侵攻してきた生物とも機械ともつかない謎の敵・ネウロイと、第二次世界大戦時の各国の名パイロットをモデルとした魔法少女「ウィッチ」との戦いを描いた作品です。
「リネット・ビショップ」は、この世界でのイギリスにあたるブリタニア連邦の富豪のお嬢様です。普段は「リーネ」という愛称で呼ばれています。彼女の姉のウィルマ・ビショップは、原案者である島田フミカネ先生が雑誌企画に最初に発表したウィッチです。
リーネが所属する第501統合戦闘航空団は、ブリタニア空軍のダウディング大将の肝いりで設立された、ドーバー海峡を越えてブリタニアに侵攻してくるネウロイを迎え撃つ最前線部隊です。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■心優しい狙撃の名手
大雑把でさっぱりした姉のウィルマと違い、リーネは内向的で優しい性格。本当は戦争などしたくありません。しかし、対岸のガリアへのネウロイ侵攻時に行われた撤退戦「ダイナモ作戦」で、ブリタニアへ逃げてくる人々の姿を見た経験は、娘をウィッチにするという母親の方針以上に、リーネ自身に祖国防衛への強い思いを植え付けました。
とはいえもともと引っ込み思案のため、訓練では固有魔法「弾道安定」により非常に優秀な射撃の成績を出していたにもかかわらず、実戦ではその能力を活用できていませんでした。
■実は黒い?
優しく気弱であまり前に出たがらないリーネ。そのかわり、炊事や洗濯などの基地の雑務は積極的に行います。そんなリーネですが、基地に物資が足りなくなり買い物が必要になったとき、最初は行くと言っていたのにも関わらず、シャーリーが運転すると聞いて辞退しています。それはシャーリーの運転がかなり荒いものだと知っていたためでしたが、それを芳佳に教えてあげなかったため、CVの名塚佳織さんがそこに「黒さ」を見て「黒リーネ」という裏設定を生みだしました。
ただ、実際のところはそれも黒いわけではなく、きっと彼女の消極的な部分が出てしまっただけだと思いますが、確かに一言教えてあげれば芳佳もひどい目に合わなくてすんだのですけどね・・・(笑)。
■芳佳ちゃん大好き
実戦ではなかなか成績を上げられずにいたリーネ。新隊員としてやってきた芳佳に対しては最初はすげない態度で接していました。しかし、芳佳と一緒に出撃した際、自分が撃ち漏らせばブリタニア本土へのネウロイ侵攻を許してしまうという状況で、芳佳に空中肩車をしてもらうことで正確な射撃をおこない、ネウロイを撃墜できたことをきっかけに芳佳のことが大好きになります。
実は巨乳にコンプレックスがあるリーネ。しかし、芳佳がなにかにつけどさくさまぎれにその胸を触っても優しく受け入れ、501の基地がロマーニャに移ってからは同室となった芳佳と同じベッドで寝ています。
■負けるな現地妻
芳佳には扶桑にみっちゃんという幼馴染の嫁がいます。つまりリーネちゃんは現地妻。アドバンテージはみっちゃんのほうにありますが、思いの強さは負けません。がんばって本妻の地位を勝ち取ってほしいものです。
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★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)
(C)2014 島田フミカネ・KADOKAWA/第501統合戦闘航空団