ジュリアン・オピー個展『Street Portraits』、東京の人々が題材の新作ポートレートも

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2014年11月13日 12:20  CINRA.NET

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ジュリアン・オピー『_OMP2715.jpg.ai.』2014年、インレイ・オーバーレイアクリルパネル、170×125×3.5cm
ジュリアン・オピーの個展『Street Portraits』が、11月14日から東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。

ジュリアン・オピーは、1980年代初頭に活動をスタートさせたイギリス・ロンドン出身のアーティスト。印象派やモダンアートの名画をラフに描いた彫刻や、Blurのベストアルバム『Blur: The Best Of』のアートワークに代表されるポートレート、パブリックアートなど、既存の媒体の様式や歴史的文脈を取り入れ、モチーフを単純化した独自のアート言語による作品で知られている。

同展では、オピーの住むロンドンに加え、東京の路上で無作為に撮影された人々の顔を題材にした新作のポートレートシリーズを展示。自身のスタジオから外を見渡し、「いま世界がいったいどんな気分なのか」を描写する「言語」を探しているというオピーは、新作について「ロンドンと東京、二都市の街頭で集めたイメージを、LEDやビニール、アクリルなど商業的なメインストリートでみられる画像生成技術と組み合わせて作りました。それは、原始時代から行われてきた人間の描写方法 ―顔のイメージを一瞬とめて記録するポートレイト(肖像画)― を、刻石やモザイク画、油彩ではなく現在の素材をつかって、そして象形文字からオールド・マスター、浮世絵、マンガまでに至るアート言語から抽出したかたちなのです」と説明している。

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