甘兎庵の看板娘「千夜」。本名は「宇治松千夜」で、名前の由来はそのまま宇治抹茶です。イメージカラーは緑色。食べても太らない体質との事ですが、出るところは出ていて引っ込むべきところは引っ込んでいるなど、女の子としてはうらやましい限りの体質。そんな千夜は『ご注文はうさぎですか?』で一番の暴走娘なのです。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■ネーミングセンス
さて突然ですが問題です。「海に見える月と星々」とは何のことでしょうか?答えは“白玉ぜんざい”です。そんな独特なセンスの千夜が次々とネーミングをしていくので、甘兎庵のメニューは凄まじいことになっています。千夜ってどんな子?と聞かれたら、「甘味に凄いネーミングをしちゃうような子」と答えておけば良いと思います。
■鬼畜和菓子?
これはネット上でのあだ名です。もともとは別の漫画で鬼畜こけしという言葉が流行っており、それが千夜に移植?されました。簡単に言えば、天然で酷い言動や行動を取ってしまうキャラクターのことです。千夜にもそういったところがあり、その毒牙の矛先は主にシャロです。風でとばされた下着を片手に、外でシャロを追いかけ回したり。でも、千夜はけっこう空気が読める子なので、盛り上げるためだったり、ツッコミ待ちでわざとやっているフシもあります。だからこそタチが悪いという考え方もできますが・・・。
■優しい女の子
千夜は、普段は周りを振り回してばっかりで、少しゴーイング・マイ・ウェイな印象があります。もちろんそれで他のキャラクターだけでなく、読者までもを楽しませてくれるのですが。しかし、何気なく話している彼女の言葉の中には、優しさや暖かさの詰まった言葉がたくさん落ちています。普段は派手な言動や行動が目立ちますが、時々とても大人びた行動を取る事も。親友であるシャロの悩みを聞きながら、何気なくアドバイスをしたり、ココアとチノのやりとりを見て、なかなか言葉にできないチノの気持ちを読みとったり。数は少ないですが、割と印象的な台詞が多いです。
千夜は、ココアと一緒に漫才を繰り広げたり、リゼにツッコミを入れさせたり、シャロを振り回したり。和菓子のネーミングは凄いですし、学校にノートと間違えてメニューをもってくるようなドジもします。しかし、そんな千夜がふと漏らす、友人の本質をついた言葉や魅力いっぱいの言動は、お気楽な作品の中で不思議と印象に残るのです。
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★記者:秋空夏(キャラペディア公式ライター)
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