炎が舞いペンギンが飛び、嵐が起こってグラウンドに海すら現れる。そんな現実ではあり得ることのないサッカー描写が、子供たちの中に大流行を巻き起こした超次元サッカーアニメ『イナズマイレブン』。
その超次元サッカーの主人公と言うと、なんだかすごいトンデモシュートを繰り出すストライカーをイメージしがちかもしれませんが、この円堂守、その名の「エンドを守る」の通りなんとゴールキーパー!そんな地味なポジションで子供に人気あったの?と思われそうですが、彼の魅力はその認識を覆します!
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■努力の天才!
世の中にはなんの苦労もなく能力を持っている「天才」が存在します。けれどこの作品にはそういった類の人間はあまり出てきません。しかし円堂はただ一つだけ、その才能を持っています。それは「努力」することの天才!
所属する雷門中サッカー部が部員不足でろくに練習が出来なかった時も、そして世界で戦うようになってからすら、彼は特訓という努力をし続けるのです。これを天才と言わずなんとします?そして誰よりも努力を重ねる彼だからこそ、仲間達の様々な苦悩や苦境を共に苦しみ、そして乗り越えていくわけです。そりゃあみんなから好かれるのも頷けますよね。
■ピッカピカのカリスマ性
さて、この円堂で恐ろしいのはその燦然と輝くカリスマ性。あまりの影響力の強さに、未来の軍人達が「こいつにサッカーやらせるとヤバいから出来ないように過去を改竄しようぜ」とか乗り出してしまいます。その上、円堂の口癖である「サッカーしようぜ!」という誘い文句は「悪魔の呪文」と言われ、この言葉を言われたらみんなサッカーに取り込まれてしまう・・・なんて話まで出る始末。どんだけですか円堂守。
しかしこの説、ファンから見てもあながち間違いとも思えないのです。なぜなら2期のラスト、半洗脳状態にあった離反中の仲間達にサッカーボールをかざし、「みんな!サッカーやろうぜ!!」と叫ぶと全員が一気に正気に引き戻されたという事実があるのですからね!どんだけですか円堂守!!
■だけど普段は、普通の中学生
けれどもちろん、四六時中カリスマ性を発揮しているわけではないのです。普段の彼は勉強に悩みもするし、おいしくない料理を食べると涙目にもなるし、もちろん、友人関係で心が折れかけることだってあります。しかし、だからこそ仲間達も彼を支えたいと思い、且つ、崇拝や畏敬などからくる上下関係のない真正面からのぶつかり合いができるのです。
以上、彼の魅力を少しでもお分かりいただけましたでしょうか。彼のカリスマ性に充てられたファン達が、自虐気味に言う「円堂教」。イナズマイレブンシリーズを見てみれば、あなたも知らぬ間に入信してしまうかもしれません。
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★記者:井之上(キャラペディア公式ライター)
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