187人のクリエイターがデザインする『東北和綴じ自由帳展』、収益は全額東北に寄付

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2014年11月21日 11:50  CINRA.NET

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木住野彰吾の作品
チャリティー企画展『CREATION Project 2014 187人のクリエイターとハンディキャップのあるつくり手の工房による「東北和綴じ自由帳展」』が、11月26日から東京・銀座のクリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンで開催される。

同展は、1990年からスタートしたチャリティー企画『CREATION Project』として行われるもの。会場となるギャラリーと交流のあるクリエイターが無償でデザインを手掛け、2011年には印染トートバッグ、2012年にはアロハシャツ、2013年には石巻バッグを制作。東日本大震災以降の同企画では、東北の物づくりにこだわったアイテムを販売しており、3年間で約780万円を被災地の子どもたちを支援するために寄付してきた。

今年のアイテムとなる「和綴じ自由帳」とは、日本の伝統的な製本方法である「和綴じ製本」で制作された自由帳のこと。東北の施設で働くハンディキャップのある作り手が製本しており、本文用紙には日本製紙の宮城県石巻工場が復興作業の中で開発・生産した「b7バルキー」が用いられている。

デザインは浅葉克己、大原大次郎、菊地敦己、仲條正義、服部一成、フィリップ・ワイズベッカー、和田誠、我喜屋位瑳務、寺本愛、水野健一郎ら187人のクリエイターが手掛けている。会場では、在庫数に限りその場で販売され、完売分は受注生産での予約を受付ける。なお、自由帳の販売収益金は「いわての学び希望基金」、「東日本大震災みやぎこども育英募金」、「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄付される。
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