月刊Gファンタジーで連載中の大人気漫画「黒執事」。アニメはシリーズ3作目まで放送されており、長期に渡ってその人気を保持し続けているこの作品。その中で、主人公の「セバスチャン・ミカエリス」を従える、もう1人の主人公。それが「シエル・ファントムハイヴ」なのです。彼は一体何者で、どこへ向かうのでしょうか。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■ファントムハイヴ家とは?
シエルは、連載当時12歳という設定ですが、この時既にファントムハイヴ家の当主として君臨しています。しかも、大手玩具・製菓メーカー「ファントム社」の社長でもあるのです。この時点で既に天才の色がにじみ出ていますよね!しかし、これはファントムハイヴの表の顔。表沙汰にできない裏社会の秩序を管理するのは、代々ファントムハイヴが請け負ってきた役目でもあるのです。それもイギリス王家を守っていくため。そのため、ファントムハイヴ家の裏を知る人からは「悪の貴族」や「女王の番犬」と呼ばれているのです。
■シエルってどんな人?
性格は冷静沈着、そしてわがままで傲慢。その振る舞いは、子どもであることが不自然なほどに大人びています。逆境に屈せず、凛としているその様子は、執事であるセバスチャンに一目置かれるほど。しかしそんな彼は、無類の甘党で、アフタヌーンティーの際におやつは欠かせません。この辺りは年相応と言えるかもしれませんね。
また、彼の周囲の人物が彼のペースを乱してくることもしばしば・・・。それに対してため息をつきながら対応する、そんな少し苦労人な一面も。そして彼にも苦手なことがあります。それは社交ダンス。セバスチャンに「壊滅的」と称されるほど、その腕前はひどいのです。それゆえに貴族の集会が大嫌いでほとんど出席しないため、ある意味レアキャラとも言われていたり。
■シエルの壮絶な過去
ファントムハイヴ家は、3年前に何者かによって放火され、シエルの両親は惨殺されていまいました。その後、シエルは狂気じみたカルト教団へ売り飛ばされ、そこで地獄のような1ヶ月間を過ごします。そしてその教団で、シエルを生贄とした儀式が行われました。その際に現れたのが、悪魔であるセバスチャン。シエルはセバスチャンと契約し、その教団を脱出。そして彼は再びファントムハイヴに君臨し、そこで自分を陥れた相手に復讐する機会を待っているのです。悪魔の執事を従えながら。
シエルが交わした契約は、シエルが復讐を終えるまで殺さずに守り抜くこと。その代わり復讐が成功した暁には己の魂を差し出すというものです。果たして、彼の復讐は果たされるのでしょうか・・・?
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★記者:木蓮(キャラペディア公式ライター)
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