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早生まれ(1月〜3月生まれ)の子どもは、保育園への入園は不利になるという話があります。何月生まれかということが保育園探し(以降「保活」)に関係あるなんて、全く考えたことのなかった保護者がほとんどだと思われ、知らない方が当たり前。しかし、保活を始めると、早生まれの不利な点がとてもよくわかるのです。
■ 早生まれが不利な理由は?
早生まれが不利な理由は幾つかあります。
上記のようなことが挙げられます。
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■ 認可保育園の4月入園の一斉申込をする時点で生まれてない
認可保育園は、4月の入園を希望する場合は、それぞれの市区町村で決められた期間に一斉に申込みをすることになっています。申込期間に 生まれていない子どもは当然、保育園の申込みはできません。一次募集と二次募集では明らかに入れる母数が違ってしまいます。
例えば、0歳児の定員が10名だった場合。一次募集の時にはその10人の枠となりますが、二次募集では1人か2人の枠となることがほとんどです。10と1では大きく違ってしまいますね。
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■ 翌年の4月一斉申込も不利に
ほとんどの場合、4月の一斉入園の時に認可保育園に入れない時には、認可外に預けることになります。しかし早生まれの子の場合は、認可外に預ける場合も4月の時点では月齢が低いため、もう少し大きくなってから認可外に預けようと思いがち。認可外では既に4月の時点である程度の定員は埋まってしまい、やはり少ない定員への申込みとなってしまうため不利なのです。
また、認可外に預けておけないとポイントに影響します。
その他、生れてから見学に来てほしいという保育園もあり、見学に行けるタイミング次第では、直接契約の認可外などでは申込みが遅くなってしまうことも。やはり、不利になってしまうのです。
早生まれの子は保活には不利な条件が様々ありますが、だからといって保育園に入れないわけではありません。認可外保育園では早生まれの子どものための枠を確保する配慮をしている施設もあり、配慮をしている園はおススメでもあります。
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早生まれは不利ですが、道はあります。決して諦めたり、悲観したりしないでほしいです。
[執筆:三木育美(保育情報アドバイザー), 2014年11月27日]
【参考】
※ 児童福祉法では「保育所」の表記が本来の名称ですが、一般的ではないため、本記事では「保育園」と記載しています。
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