麻雀を題材にしたアニメ『咲-Saki-』は、美少女達が麻雀を舞台に華麗に火花を散らし、そして強く成長して行く過程を描いた作品。世にある様々なアニメに元気が取り柄のキャラクターは数あれど、『咲-Saki-』における超名傍役、「片岡優希(かたおかゆうき)」も元気にかけては負けません!!空回りしてもタコスがあれば問題なし。多牌気味の明るさに苦笑いしつつも愛らしく感じてしまう咲ファンもきっと多い事でしょう。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■タコスが好きなんだじぇ
彼女は、主人公の宮永咲(みやながさき)や原村和(はらむらのどか)と同じ、清澄高校麻雀部の一年生。「〜だじぇ」とか「〜じょ」とか語尾にくっつけるのが可愛らしく特徴的な女の子です。そして年がら年中タコスタコス五月蝿い清澄のタコス娘。「タコスが学食にあるから」という理由で高校を決めてしまうほどタコスが好物です。しまいには数少ない男性キャラ、清澄高校男子部員の須賀京太郎(すがきょうたろう)にタコスを作らせるほど。なんでも彼女、名前にタコがつく食べ物を食べるとパワーアップする、タコス好きの呪われた血族らしいですよ。はい、意味が分かりません。
一度ふざけだすと止まらなくなる悪ノリは、意味不明な言動で周りを容赦なく振り回します(被害者はほとんどの場合京太郎ですが・・・)。なんにせよ、どんなシーンでもおかまいなしにバクバクとタコスにかじりつく無邪気な姿は作中の癒しの一つなのです。
■自称東風の神
彼女のプレースタイルは麻雀に置ける前半戦、東場に圧倒的火力で荒稼ぎするという典型的な先行逃げ切り型です。作中では比較的分りやすい部類の能力ですね。長野大会の個人戦では東場における歴代ハイスコアをたたき出すほどの威力ですが、むらっけがある様で調子に乗って失敗をしてしまう事もしばしば。とはいえ、失敗の多いキャラだからこそ視聴者の心を掴んでいるのでしょう。実際、戦いを重ねるごとに強くなって行く様はとっても爽快です。「我最強!」「ここからは私の連荘で終わらせる!この試合に東二局は来ない!」とか調子に乗って宣っても問題なし!滑ってますが!
■皆のムードメーカー
お調子者な彼女も凹む事があり、ヘマをして落ち込んでいるシーンもよくあります。思う様に戦う事が出来ず、試合後に先輩に寄りかかり甘えるなんて事も。可愛らしいじゃないですか。しかし、同い年の咲や和にはそんな一面を見せたくない様で、前述のシーンで咲と和が部屋に入ってくると凄いスピードで身を正していました。身長が小さく童顔な彼女ですが、なんとも高校一年生らしい一面ですね。
天真爛漫な性格で時には落ち込んで、小学生の算数ドリルに苦戦するほど残念な感じではありますが、清澄のムードメーカーはいつでも視聴者のムードメーカーでもあるのです。全国大会決勝戦まで勝ち進む事が出来れば、団体戦先鋒の彼女は作中最強の女子高生である咲の姉、宮永照(みやながてる)と激突する事になります。一体どんな事になるのか今から目が離せません!
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★記者:つよろく(キャラペディア公式ライター)
(C)小林 立/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部