(C)小林 立/スクウェアエニックス・清澄高校麻雀部 美少女麻雀アニメ『咲-Saki-』及び『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』は、雪の降り積もる寒〜い日であっても、美少女達の思いが萌え滾る非常に熱い作品です。麻雀に賭ける青春は大いに彼女達を奮い立たせますが、持ち前の温かさで見ている視聴者の心までほっこりさせてくれるキャラクターが、今回紹介する「松実宥(まつみゆう)」です。
寒がりで夏でもプルプル震える姿が可愛らしい宥姉。気弱な性格は一見頼りなさそうに見えますが、ここぞという場面では頼りがいのある、麻雀部員最年長に相応しい皆のお姉さんなのです。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■寒がり宥姉、その表情
端正な顔立ちに明るい茶髪と色をそろえた長いまつ毛、立派な胸を携えたグラマラスボディ。まごう事無き美少女です。しかし、もっと特徴的なのは一年中離さないマフラーと手袋でしょうね。これがまた宥姉に似合う似合う。病的なまでの寒がりで、初登場ではコタツに入ってゴロゴロしていました。真夏なのに。
麻雀の能力も宥姉曰く「あったかい牌」(赤色が使われている牌)が集まりやすいというもの。試合中に顔を赤らめながら「あったかいの、いっぱーい」と悦に入る表情はちょっと危ないです。さらに宥姉は眼鏡属性まであるのです!対戦相手を分析するシーンでは、しっかり縁なし眼鏡をかけていました。
色々な小物を駆使して持ち前のとろーんとした表情を、ポップにエロに様々に変化させる宥姉。図らずも視聴者を誘惑してくる姿には、作中屈指の妖艶さを感じずに居られないのです!
■強いんです
フワフワした不安定な印象からはあまり結びつかないかも知れませんが、実は地方大会からずっとプラスの収支という、安定した強さを誇っている宥姉。その強さの理由はどこにあるのでしょうか?
引っ込み思案な性格から、こども麻雀教室には上級生である事を気にして参加できなかった宥姉。麻雀部に誘われてすごく嬉しいと発言しています。宥姉は三年生ですから、皆と麻雀をするのはインターハイが最後です。元々実力があるのは確かですが、残り少ない楽しい時間をずっと続ける為に、より負けられない思いが宥姉をさらに強くしているのかもしれませんね。
弱さと強さのギャップのあるキャラクターというのは、それだけでとても魅力的に映りますが、そういった宥姉の心情を想像するとまた応援したくなってしまいます。
■妹の玄ちゃん
宥姉には、同じく阿智賀女学院麻雀部に所属する妹がいます。二年生の「松実玄(まつみくろ)」ですね。とっても仲が良く姉妹愛に溢れた二人は、作中の色々な場面でほっこりさせてくれます。全国大会で先鋒の玄が大量失点し、フラフラになりながら宥姉に抱きつきます。そして優しく宥姉は言うのです「今からおねーちゃんが取り返してきてあげるからね」。幼い頃から妹の玄に守られてきた宥姉が、「こんどはお姉ちゃんが頑張る番!」と奮起する名シーンですね。結果、次鋒の宥姉は有言実行、点棒を損なう事なく、中堅に繋ぎました。宥姉の見た目通りの優しさが、どれだけ玄を含めた麻雀部員の支えになっている事か。そして宥姉を信頼している阿智賀女学院の面々を通して描かれる宥姉は、自身の魅力だけでなく、同時に仲間の結束を我々に見せてくれているのですね。
無事決勝進出で幕を閉じた『咲-Saki-阿知賀編episode of side-A』。決勝の卓で、強敵を相手にした我らが宥姉の大活躍を期待しましょう!
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★記者:つよろく(キャラペディア公式ライター)
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