【アニメキャラの魅力】滑り台一直線!?魔法魔王少女「七宮智音」の魅力とは?『中二病でも恋がしたい!』

3

2014年12月10日 11:40  キャラペディア

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

キャラペディア

(C)虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会
『中二病でも恋がしたい!』は、一期、劇場版、二期と京都アニメーションによって製作された恋愛コメディアニメです。誰もが患ったことがある(かもしれない)はずの病気(?)、中学二年生ごろに自我の目覚めにともなって珍妙な行動をとってしまう「中二病」。そんな元中二病と現役中二病たちの恋と少しおかしな日常が楽しく描かれた作品です。

 七宮の登場はアニメ版では二期から、劇場版でも後半に少し描かれるだけのものでした。一期の段階で、冨樫くんと六花ちゃんはすでに固い絆で結ばれてしまっていたので、七宮の登場はどうしても当て馬的な役割になってしまうにもかかわらず、それでも視聴者を惹きつける彼女の魅力を紹介したいと思います。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■明るくミステリアス

 明るく、周りを掻き回していく掴み所のない性格です。ミステリアスな女性には何となく個人的に惹かれてしまうのですが、彼女は掴めそうで掴めない、悪く言うとめんどくさい性格なのかも知れません。しかしその謎めいた部分も、自分の信条に基づいたものだと後々明かされます。それを知ると「なんだ。意外にしっかり考えてるんじゃん」とギャップに気付かされます。また、「にっーはっは」という彼女の独特な笑い方が聞いていて意外と癖になります。

■滑り台コース、わかってはいても我が道を行く

 滑り台一直線。よくアニメのキャラクターで、主人公にどんなにアピールしても報われないヒロインをこう表現することが多いようです。正直、七宮が自分の気持ちを自覚し、それに向き合っていく姿は、格好よくもあり痛々しくもありました。

 中学生の時に一度冨樫くんへの恋心を自覚し、色々と考えた結果、その気持ちを封印して中二病を貫くという決心をした彼女。しかし、数年ぶりにあった冨樫くんが自分の知らない女の子(六花)とイチャコラしているのですから、たまったものではありません。そこで怒りをぶつけないところは彼女の純粋さ。本当にいい子なんだと感じました。

 どこまでも彼女は真っ直ぐに気持ちに向き合っていきます。戦いと称して、「六花のどんなところが好きなの?」「二人はどこまで気持ちを確かめたのか」と冨樫くんに尋ね、その返答一つ一つに傷付き、それによって思いを消化しようと試みるのです。

 冨樫くんが六花を探しに七宮から離れて行った時、彼女は思いを噛み締めながら「辛い戦いだったけど勝ったよ」とつぶやきます。しかし、なぜか去って行ったと思った冨樫くんが急に戻ってきて七宮を気遣う言葉をかけるのです。ついに、今まで堪えていたものが涙となって流れ落ちます。この瞬間、冨樫くんが悪いわけではないとわかってはいるのですが、冨樫くんをぶっ飛ばしてやりたくなったのは自分だけではないと思います。しんどくても、自分の気持ちと向き合う七宮のいい子すぎる姿が彼女の最大の魅力と言えるでしょう。

■やりきった後はサポートにまわる大人な中二病

 そして、やるべきことを全部終わらせた後は、六花の恋愛のサポートに回ります。なんというか、いい人過ぎるでしょう!もうちょっと拗ねてもいいんだよ、と思いますが、根本的に彼女はすごく大人なのかも知れません。あまりに大人なために、中二病という殻で自分を保護しているかなとも感じました。いつか、そんな殻を打ち壊してくれる王子様が現れるのでしょうか?わかりませんが、こんなにいい子が幸せになれないわけがないと思うのです。

 以上が、七宮智音の魅力でした。ただの滑り台一直線ヒロインではありません。「中二病でも恋がしたい」の二期が彼女が自分の恋心と向き合うお話だとすると、もう一人の主人公は彼女なのかもしれませんね。


【明日は誰?】公式twitterにて毎日3本アニメキャラクターコラムを配信中


【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:ラブドライバ(キャラペディア公式ライター)

(C)虎虎/京都アニメーション/中二病でも製作委員会

このニュースに関するつぶやき

  • 彼女が号泣したシーンは見てて辛かったわ……
    • イイネ!0
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングゲーム・アニメ

前日のランキングへ

ニュース設定