電車に乗って移動中。ふと目の前に座った女性にドキッ!自分好みの顔、スタイル、ファッションに思わず視線が釘づけになってしまった筆者。いわゆる“一目惚れ”ってヤツを体験してしまったわけなんですが、改めて思うと一目惚れって不思議だと思いませんか? だって、今まで見ず知らずの人に、瞬間的に好意を持つんですよ!? 男なんてどうせ顔で判断しているんでしょ?…なんて女子の声が聞こえてきそうですが、このドキドキはそんな単純なものではないような気がするんです。そこで、一目惚れのメカニズムを探ってみました!
萌える方言語尾。女子の「〜なん?」と男子の「〜じゃん」は鉄板?
まずはじめに、辞書で「一目惚れ」の言葉の意味を調べてみると“一度見ただけで好きになること”との解説が。なるほど、第一印象が惚れるか惚れないかを左右するというわけか…。そこで今度は心理学の側面からアプローチしてみることに。するとこんな興味深い学説を発見!
心理学で昔から語られる「メラビアンの法則」によると、第一印象は55%がビジュアル(外見、見た目、服装、髪型、表情、視線、目力)、38%がボーカル(話し方、声のトーン、訛り、方言)、7%がバーバル(話の内容、会話の中身、話している事柄)で決まるのだそう。ビジュアル重視かと思いきや、この説によれば、実は45%はそれ以外の要素が占めているということなのです。ということは、顔やスタイルが好みでなくても一目惚れする可能性があるってこと!? 恋愛カウンセラーでエッセイストの清水おりえさんに伺ってみました。
「男性が女性に一目惚れしてしまう瞬間は、“相手をモノにしたい”と感じたとき。この女の子なら自分の力量で満足させることが出来そうだ、と思うと男性は瞬間的に好意を持つのです。なので、もし女性が男性に一目惚れしてもらいたい場合は、男の力量の範囲内でどうにか出来そうと感じさせることが大事。例えば、好意を寄せる男性の前で声をちょっと高くする。言うなれば、ぶりっ子をする。そうすれば男性に可愛げがある、人懐っこい人間だというイメージを与えることができます」
ほほう。たしかに男はこの手に弱いんですよねぇ。でも、話し方や声のトーンは意識できても、訛りや方言を変えるのってなかなか難しいような…。女の子のなかには、コンプレックスに感じている子もいると思うのですが?
「地方出身者はその土地ならではの訛りや方言で話す人もいますが、男性の好みによっては好印象を与えることが可能なんですよ。例えば東北弁を話す人には、暖かみや和みといったイメージを、関西弁にはオープンマインドな人柄や世話好きな人を連想させます。その印象を利用して、男性のタイプによって方言と標準語を使い分けられたら有効かもしれません。大切なのは相手がどういう人が好みなのか、そのイメージをいかに与えるかということですね」(同)
私は優しくて、朗らかな女性が好みです。…なんて誰も聞いていませんね。それにしても、一目惚れって単純なようで奥深い! 好みの男性に出会ったときは、ぜひ今回紹介したテクニックをアプローチの参考にしてみてくださいね。
(冨手公嘉/verb)