【アニメキャラの魅力】計り知れないトリッキーなおかっぱ少女「満艦飾マコ」の魅力『キルラキル』

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2014年12月16日 09:00  キャラペディア

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(C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会
『天元突破グレンラガン』のスタッフが独立して立ち上げたスタジオ「TRIGGER(トリガー)」が、初めて企画から制作までおこなったオリジナルテレビアニメ『キルラキル』。熱い展開と勢い任せの内容に元気がもらえる作品です。「満艦飾マコ」は主人公「纏流子」のよき女房役。しかしその突飛な言動はストーリーの展開に大きく干渉します。


【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】


■劣等性の中の劣等性

 マコが通う本能字学園は実力主義の高校。内容は問わず、実力さえあれば高い地位を得る事ができます。上から三ツ星、二ツ星、一ツ星が与えられるヒエラルキーの中で、マコは星がない「無星」の劣等性。漢字すらろくに読めないこともあり、逆によく高校に入れたものだと感心するほどです。

 本能字学園がある学園都市は生徒の家族も住んでおり、子供の階級によって住む場所も変わります。マコの家はマコが無星ゆえに最下層のスラム街。父親は闇医者で、母親の得意料理のコロッケには、そのへんで取ってきた何かわからないものが入っているという始末。しかしマコにはそんな生活もどこ吹く風です。

 一度、マコは流子が立ち上げた「喧嘩部」の運営により階級が上がり、家族ともども成金になったことがあります。しかし、暮らしがよくなるにつれ家族が離れ離れになるのを見て、貧乏でも元の家族仲良く暮らせる生活のほうを選びました。マコらしいですね。

■トリックスター

 マコといえば、各話に挿入されるファンの間で「マコ劇場」と称される小芝居コーナー。どれだけ激しい戦いの最中でも、どれだけシリアスなシーンでも、例え相手がどれだけ強かろうと、「ハーレルヤ」のコーラスとともに手をクロスさせて割って入り、時には正論、時には屁理屈をまくし立て、真理を突きつけたり勢いで押し切ったりします。

 その不条理さはまさにトリックスター。マコ劇場によって話がひっかきまわされ、そしてそれによってまたメリハリの利いた演出にもなるのです。マコ劇場を見事に演じきったCVの洲崎綾さんもすばらしかったですね。

■流子が大好き

 流子が本能字学園に現れるまで、マコには「頭の中にしか友達がいなかった」(本人談)のですが、流子と知り合ってからは自宅を流子の寝食の場として提供し、常に行動をともにしていました。上述のマコ劇場のほとんどは、流子がピンチになったりしたときに流子を思うあまり発動するものです(大阪でたこ焼き食べたさに発動したことなどもありましたが)。

 マコはいついかなるときも流子の味方。流子が神衣(かむい)・鮮血の暴走によって怪物化したときも、ラスボス・鬼龍院羅暁(らぎょう)に洗脳され敵に回ったときすらも、マコは流子のことを見捨てません。しかし、それは流子にただ従うということではないのです。マコがとった行動は、どれだけ自分が傷つこうと危険な目にあおうと、体を張って「本来の流子」を取り戻すということでした。

 そして、羅暁との最終決戦に一人向かおうとする流子に不穏な覚悟を感じたマコは、マコ劇場を発動させ流子にデートを申し込みます。それは、流子が取り戻してくれるはずの平和な世界を一緒に楽しもうというものでした。流子はその約束を守り、平和を取り戻した世界でマコと皐月とのデートを楽しみます。

■遠くから見守っているよ

 主人公の流子を食うほどの勢いでキャラが立っていたマコ。ただ、実際そばにいたらウザかろうと思います。流子と幸せにいちゃついているのを遠くから眺めているのがちょうどいいかなという感じです。大好きですけどね。


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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】


★記者:玄Kuro(キャラペディア公式ライター)

(C)TRIGGER・中島かずき/キルラキル製作委員会

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  • 頭脳以外の(笑)戦闘力が9999でカンストと ある意味四天王以上のパワーを引き出した最強のアホの子( ̄▽ ̄)蒲郡先輩とのその後が気になります(笑)
    • イイネ!1
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