『青の祓魔師』は双子の主人公が悪魔を祓うエクソシストとして活躍する漫画です。その世界には人間の住む物質界と悪魔の棲む虚無界という2つの次元が存在し、悪魔はその境界を越えて人間へと干渉してきます。それを防ぐのがエクソシストの仕事です。主人公「奥村燐(おくむらりん)」は悪魔の王「サタン」が人に生ませた悪魔と人間のハーフであり、それが原因により最愛の人を失うことになります。そして、そのことをきっかけに彼は悪魔祓いへの道を歩むことに決めるのです。
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■真っ直ぐな性格
短気で少し乱暴なところはありますが、決して悪い奴ではありません。いじめられている鳥を助けるためであったり、弟の悪口に我慢できなかったり、喧嘩をしてしまうのには彼なりに理由があります。確かにすぐに手が出てしまうのは問題ですが、小さなことであっても間違っていることを見逃せない性格なのでしょう。それゆえに他人ともぶつかり合いやすい。しかし、そんな彼を慕う人も多く、(彼は孤児院育ちのため)修道院で働く皆も何かと世話を焼きたがります。もっとも危なっかしい彼から目を離すことができないというのもあるかもしれませんが・・・(笑)。この性格のため、祓魔師の養成所へ入ったあとも問題が絶えることはありません。
■もろ刃の剣である悪魔の力
人に干渉してくる悪魔を一蹴してしまうほどの力を持つ燐ですが、それは未熟な彼にとって強力な武器であり自らを危ぶめる刃でもあります。あまりに強大すぎるために、使用者である彼すらも取り込まれる危険があるのです。しかし、この力を使用したときの彼はとてもカッコいい!青い炎を全身にまといながら、刀を振るうその姿は実に映えます。また刀が武器というのも何だか日本人の心をくすぐられますね。
■手先が器用
荒っぽいイメージがある燐の特技は意外にも料理であり、その腕前はかなりのものです。バイト先でもその力をいかんなく発揮して、不味くて全然売れない麺を生まれ変わらせ、その腕前をもって店長から採用をもぎとるほど。バイトを色々とクビになっているようですが、その腕前をアピールポイントにすれば飲食店のキッチンの採用くらい簡単にとれそうです。客と顔を合わせることもないので諍いも起こらないですし、ピッタリでしょう。料理下手女子にとっては、彼の特技が羨ましくてなりません!
祓魔師として様々な事件に挑み、多くの人との触れ合いの中で成長していく燐の姿はこちらまで勇気づけられます。まだ観てないと言う方はぜひご覧になってみてください。
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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)
(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」制作委員会・MBS