『青の祓魔師』は双子の主人公が悪魔を祓うエクソシストとして活躍する漫画です。その世界には人間の住む物質界と悪魔の棲む虚無界という2つの次元が存在し、悪魔はその境界を越えて人間へと干渉してきます。それを防ぐのがエクソシストの仕事です。「奥村雪男(おくむらゆきお)」は、兄と違って幼少のころから祓魔師を目指し努力を続けてきました。それも全ては兄の生まれに関係しています。今回は、兄とは全くの正反対である雪男の魅力を紹介します!
【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】
■優秀
一体なぜここまで違うのかと思えるほど雪男は兄である燐と正反対です。燐が進学せずにバイト先を探す中、雪男は進学校への入学を首席で決めていました。成績優秀スポーツ万能。まさに絵にかいたような優等生です。その優秀さは一般的なことに留まらず、祓魔師としても図抜けています。最年少で祓魔師の称号を得ており天才とも評されています。さらに祓魔師の養成所では講師を務めているなど実績もあります。こんな優秀な弟と比べられたら、兄はたまったものではありません。やさぐれる燐の気持ちも痛いほどよくわかります。しかし、これほど優秀でありながら雪男はそれをひけらかすことがないので好感がもてます。その彼が祓魔師として扱う武器は二丁拳銃なのですが、兄弟揃ってカッコいい武器のチョイスなので戦闘シーンはワクワクが止まりません!
■優しい
雪男が祓魔師を目指した理由というのが、悪魔の王サタンの子として狙われる燐を守りたいから。そのために自ら危険な道を選ぶんですよ!これが優しさでなく何を優しいというのでしょう!何かと騒ぎを起こす燐を心配する兄想いのいい弟です。兄の視点からすれば不甲斐なさを感じてしまうかもしれませんけどね。家に帰ってこない燐がどこにいるのかちゃんとわかっている所など、やっぱり兄弟だなと強く思いました。雪男が兄でも違和感が全くないです(笑)。
■苦労人
性格が反対であるため、雪男は燐の無茶に振り回されてしまうことがあります。そのときは普段の冷静な態度を豹変させて怒りますが、かといってそのまま放っておくわけにもいかず、結局付き合うことになってしまいます。彼らの幼少の頃を知ることはできませんが、きっとこういう関係がずっと続いてきたような気がします。いつか彼がため込んできたものが大爆発を起こすのではないかと心配になるのは私だけでしょうか。
アニメの続編を待っている人も多いでしょう。雪男の雄姿をまた動く姿で見たいですね!
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【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】
★記者:けみ(キャラペディア公式ライター)
(C)加藤和恵/集英社・「青の祓魔師」制作委員会・MBS